Vcl.Controls.TControl.SendToBack
Delphi
procedure SendToBack;
C++
void __fastcall SendToBack(void);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure function |
public | Vcl.Controls.pas Vcl.Controls.hpp |
Vcl.Controls | TControl |
説明
ウィンドウコントロールを他のすべてのウィンドウコントロールの後ろに配置するか,非ウィンドウコントロールを他のすべての非ウィンドウコントロールの後ろに配置します。
SendToBack メソッドを使用すると,コントロールまたはフォームの重なり合う順序を変更できます。
コントロールの重なる順序(Z オーダー)はコントロールをフォームに配置した順番によって決まります。たとえば,ラベルとイメージを積み重ねてフォームに配置すると,最初に指定した方が下になります。ラベルとイメージはどちらも非ウィンドウコントロールなので,指定した順に「重なり」ます。上にあるオブジェクトに対して SendToBack メソッドを呼び出すと,そのオブジェクトが下になります。
ウィンドウコントロールのスタック順も同じです。たとえばフォームにメモを指定してからチェックボックスを指定すると,チェックボックスの方が上になります。チェックボックスに対して SendToBack を呼び出すとメモが上になります。
ウィンドウコントロールと非ウィンドウコントロールを混ぜて重ねることはできません。たとえばフォームにメモ(ウィンドウコントロール)を入れてからラベル(非ウィンドウコントロール)をメモの上に入れると,ラベルはメモの後ろに隠れてしまいます。ウィンドウコントロールは常に非ウィンドウコントロールの上に置かれます。メモに対して SendToBack メソッドを呼び出してもラベルはメモの後ろに隠れたままです。
コントロールにフォーカスがあるときに SendToBack メソッドを実行すると,そのコントロールのフォーカスは失われます。