System.THeapStatus

• 親: System
• フィールド

Delphi

THeapStatus = record

C++

struct DECLSPEC_DRECORD THeapStatus _DEPRECATED_ATTRIBUTE0
{
public:
    System::NativeUInt TotalAddrSpace;
    System::NativeUInt TotalUncommitted;
    System::NativeUInt TotalCommitted;
    System::NativeUInt TotalAllocated;
    System::NativeUInt TotalFree;
    System::NativeUInt FreeSmall;
    System::NativeUInt FreeBig;
    System::NativeUInt Unused;
    System::NativeUInt Overhead;
    unsigned HeapErrorCode;
};

プロパティ

種類	可視性	ソース	ユニット	親
record struct	public	System.pas System.hpp	System	System

説明

警告: THeapStatus is deprecated.

THeapStatus はグローバル ヒープについての情報を表します。

THeapStatus は、現在のメモリ マネージャについての情報を表します。各フィールドの値の意味は、以下のとおりです。

フィールド	意味
TotalAddrSpace	プログラムで利用可能なアドレス空間の現在の総バイト数。プログラムによる動的メモリの使用が増えるにつれて、この値は増加します。
TotalUncommitted	TotalAddrSpace のうちで、スワップ ファイルに割り当てられていない空間の総バイト数。
TotalCommitted	TotalAddrSpace のうちで、スワップ ファイルに既に割り当てられている空間の総バイト数。メモ：TotalUncommitted + TotalCommitted = TotalAddrSpace
TotalAllocated	プログラムによって動的に割り当てられた総バイト数。
TotalFree	現在のアドレス空間で、プログラムによる割り当てに利用できる（空いている）総バイト数。この数値が増え過ぎても、十分な仮想メモリが利用可能な場合は、OS から追加のアドレス空間が割り当てられます。その結果、TotalAddrSpace も増加します。
FreeSmall	現在プログラムによって割り当てられていない、小メモリ ブロックの総バイト数。
FreeBig	現在プログラムによって割り当てられていない、大メモリ ブロックの総バイト数。大きな空きブロックは、それより小さな連続した空きメモリ ブロックをまとめたり、大きな動的割り当てを解放することによって作成されます（このようなブロックの正確なサイズは重要ではありません）。
Unused	プログラムによって割り当てられたことのない総バイト数。メモ：Unused + FreeBig + FreeSmall = TotalFree。これらの 3 つのフィールド（Unused、FreeBig、FreeSmall）は、ユーザー プログラムによる動的割り当てに関連します。
Overhead	ユーザー プログラムによって動的に割り当てられたすべてのメモリ ブロックを管理するために、ヒープ マネージャが必要とする総バイト数。
HeapErrorCode	ヒープの現在の状態（内部的に決定される）を表します。

メモ：  TotalAddrSpace、TotalUncommitted、および TotalCommitted は、プログラムによって使用される OS のメモリに関連します。一方、 TotalAllocated と TotalFree は、動的割り当てによってプログラム内で使用されるヒープ メモリに関連します。 したがって、プログラムで使われる動的メモリを監視するには、TotalAllocated と TotalFree を使用します。