Bde.DBTables.TSession.ConfigMode
Delphi
property ConfigMode: TConfigMode read GetConfigMode write SetConfigMode;
C++
__property TConfigMode ConfigMode = {read=GetConfigMode, write=SetConfigMode, nodefault};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Bde.DBTables.pas Bde.DBTables.hpp |
Bde.DBTables | TSession |
説明
セッションに対して作成したエリアスをどのようにボーランドデータベースエンジン(BDE)が処理するかを示します。
ConfigMode プロパティは,セッションの状況内で AddAlias または AddStandardAlias を使って作成されたエリアスを BDE でどのように処理するかを示します。また,ConfigMode はアプリケーションが GetAliasNames メソッドを呼び出したときにどの BDE エリアスがセッションにレポートされるかを示します。
ConfigMode のデフォルト設定は cmAll です。これには TConfigModes に定義されているすべての設定項目が含まれます。以下にエリアスに設定できる BDE 環境設定モードを示します。
モード | 意味 |
---|---|
cfmVirtual |
BDE 環境設定ファイル(BDE 持続的ストア)のすべてのエリアスおよびローカルエリアスをそのセッションで利用できる |
cfmPersistent |
BDE 環境設定ファイルのエリアス(BDE 持続的ストアに追加されたエリアス)だけをそのセッションで利用できる |
cfmSession |
そのセッション内で作成されたエリアスだけを利用できる |
ConfigMode の最大の目的は,アプリケーションがセッションレベルにおいてエリアスを指定し,制限できるようにすることです。
従来の TConfigMode と互換性を保つためには,定数 cmVirtual,cmPersistent,cmSession,cmAll を使用します。最初の 3 つの定数は同じ名前の 3 つの TConfigModes 値にそれぞれ対応しています。cmAll は ConfigMode の 3 つの設定値すべてを表します。次に示す 2 つのコマンドラインでは,1 つめは TConfigModes 値を使用し,2 つめはそれに相当する定数を使用していますが,機能は同じです。
Session.ConfigMode := [cfmSession];
Session.ConfigMode := cmSession;
メモ: セッションで作成されたエリアスは BDE 環境設定ファイルに自動的には保存されません。エリアスを環境設定ファイルに保存するには,SaveConfigFile メソッドを呼び出してください。