Data.DB.TFieldDefs
Delphi
TFieldDefs = class(TDefCollection)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TFieldDefs : public TDefCollection
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Data.DB.pas Data.DB.hpp |
Data.DB | Data.DB |
説明
TFieldDefs には,データセットの基底の物理項目を示す項目定義(TFieldDef)オブジェクトが入っています。
データセットは TFieldDefs を使用して,データベーステーブルの項目に対応する項目オブジェクトを作成するための項目定義を管理します。TFieldDefs により記述される各項目定義には対応する TField オブジェクトがありますが,すべての TField オブジェクトに対応する項目定義があるわけではありません。たとえば,計算フィールドには項目定義はありません。
また,TTable および TClientDataSet オブジェクトも,新しいテーブルの作成の際に TFieldDefs オブジェクトを使用します。
オブジェクト項目型付き(TADTField や TArrayField など)では,項目定義を表す方法として階層表現と平坦表現という 2 とおりがあります。階層的に表すと,オブジェクト項目定義には構成要素となる下位項目の一連の子定義が入ります。平坦セットで表現すると,子項目定義は兄弟として親項目定義の後にシーケンシャルに表示されます。
TFieldDefs は項目定義を階層的に格納します。これは,オブジェクト項目の TFieldDef の子オブジェクトを親の TFieldDef に続けてシーケンシャルに列挙する TFieldDefList とは対照的です。
TFieldDefs のプロパティおよびメソッドを使用すると,以下の処理を実行できます。
特定の項目定義へアクセスする
(新規テーブルの作成時に)リストに対して項目定義を追加または削除する
定義されている項目数を調べる
項目定義のセットを別のデータセットにコピーする
関連項目