Data.Win.ADODB.TCustomADODataSet.CacheSize
Delphi
property CacheSize: Integer read GetCacheSize write SetCacheSize default 1;
C++
__property int CacheSize = {read=GetCacheSize, write=SetCacheSize, default=1};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | published | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | TCustomADODataSet |
説明
CacheSize プロパティは,データセットのキャッシュサイズを指定します。
CacheSize プロパティを設定すると,ADO データセットのプロバイダがそのバッファにキャッシュする行数と,ローカルメモリに一度に取り出す行数を制御できます。CacheSize のデフォルト値と許可される最小値はどちらも 1 です。
たとえば CacheSize を 20 に設定すると,データセットが初めてアクティブにされたときに,関連するプロバイダは最初の 20 行をローカルメモリに取り出します。行ポインタはこのレコードセットの中を移動するので,プロバイダはローカルメモリバッファからデータを取り出します。データセットの行ポインタが移動してバッファに入った 20 行の最後を通り過ぎた場合は,プロバイダは次の 20 行を取り出します。
CacheSize は,一度に取り出す最大行数を表します。このため,残っている行数が CacheSize より少ない場合は,残りの行数が取り出され,例外は生成されません。プロバイダから返すことのできる行数は,ADO データセットコンポーネントの MaxRecords プロパティがデフォルト値(すべての行)以外に設定されている場合にはすべての行数より少なくてかまいません。
メモ: キャッシュから取り出す行数は,ほかの同時ユーザーにより目的のデータに加えられた変更を反映しません。