Vcl.Forms.TApplication.HelpContext
Delphi
function HelpContext(Context: THelpContext): Boolean;
C++
bool __fastcall HelpContext(System::Classes::THelpContext Context);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | Vcl.Forms.pas Vcl.Forms.hpp |
Vcl.Forms | TApplication |
説明
数値のコンテキスト識別子で指定されたヘルプ トピックを表示します。
HelpContext を使用すると、数値のコンテキスト識別子 Context
パラメータで指定されるヘルプ トピックを、CurrentHelpFile プロパティで指定されるファイルから表示します。 HelpContext は、OnHelp イベントを生成します(アクティブなフォームか、アプリケーション オブジェクト自身に対して)。OnHelp イベント ハンドラがない場合、または、イベント ハンドラが HTMLHelp を呼び出すよう指示した場合、HelpContext は HTMLHelp Windows ヘルプ エンジンを呼び出し、Context
パラメータで指定されたコンテキスト ID を渡します。
たとえば、Context
値が 714
の場合、HelpContext メソッドは、CurrentHelpFile で指定されるヘルプ ファイル内の、コンテキスト ID 714
のヘルプ トピックを表示します。.chm ヘルプ ファイルの場合、ヘルプ トピックのシンボリック Context ID を、プロジェクト ファイル(.hhp)の [MAP]
セクションにある、数値の Context
値にマップしなければなりません。
HelpContext は、CurrentHelpFile が空文字列の場合、つまり、アプリケーションにヘルプ ファイルが割り当てられていない場合に、False を返します。そのほかの場合はすべて、HelpContext は True を返します。
ヘルプが適切に動作するには、アプリケーションの uses 句に、Vcl.HtmlHelpViewer ユニットまたは他のユニットを挿入します。これらは、使用する外部ヘルプ ビューアへのインターフェイスを提供してくれます。 Vcl.HtmlHelpViewer ユニットは、HTMLHelp Windows ネイティブ ヘルプ処理機能への、Delphi インターフェイスを提供します。 C++ の場合には、HTMLHelpViewer.hpp ヘッダー ファイルをインクルードする必要があります。
ネイティブ ヘルプ処理機能(HTMLHelp やその他)、およびそこへ渡されるデータに関する情報については、適宜、MSDN ライブラリ内の HTMLHelp トピックを参照してください。