System.IOUtils.TFileAttribute
Delphi
TFileAttribute = (faReadOnly, faHidden, faSystem, faDirectory, faArchive,
faDevice, faNormal, faTemporary, faSparseFile, faReparsePoint, faCompressed,
faOffline, faNotContentIndexed, faEncrypted, faSymLink) platform;
C++
enum class DECLSPEC_DENUM TFileAttribute : unsigned char { faReadOnly, faHidden, faSystem, faDirectory, faArchive, faDevice, faNormal, faTemporary, faSparseFile, faReparsePoint, faCompressed, faOffline, faNotContentIndexed, faEncrypted, faSymLink };
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 | 
|---|---|---|---|---|
| enum | public | System.IOUtils.pas System.IOUtils.hpp | System.IOUtils | System.IOUtils | 
説明
設定可能なファイルおよびディレクトリの属性を列挙したものです。
TFileAttribute は、設定可能なファイルおよびディレクトリの属性を列挙したものです。TFileAttribute 列挙型は、ファイル操作ルーチン(ファイルやディレクトリの属性の変更、読み取り、削除を行うもの)で使用されます。
メモ: 設定可能なファイル属性はプラットフォームによって異なります。
Windows の場合、TFileAttribute の取り得る値は以下のとおりです。
| 値 | 意味 | 
|---|---|
| faReadOnly | 読み取り専用ファイルまたは読み取り専用ディレクトリであることを示します。 | 
| faHidden | 隠しファイルまたは隠しディレクトリであることを示します。 | 
| faSystem | システム ファイルまたはシステム ディレクトリであることを示します。 | 
| faDirectory | ディレクトリであることを示します。 | 
| faArchive | Windows アーカイブ ファイルであることを示します。 | 
| faDevice | Windows デバイス ファイルであることを示します。 | 
| faNormal | 通常のファイルであることを示します。 | 
| faTemporary | 一時ファイルまたは一時ディレクトリであることを示します。 | 
| faSparseFile | スパース ファイルであることを示します。スパース ファイルとは、ほとんどゼロで埋められた大きいファイルのことです。 | 
| faReparsePoint | 再解析ポイントであることを示します。再解析ポイントとは、実際のファイルまたはディレクトリにリンクしているユーザー定義データ ブロックのことです。 | 
| faCompressed | 圧縮ファイルまたは圧縮ディレクトリであることを示します。 | 
| faOffline | 内容が使用不能なオフライン ファイルであることを示します。 | 
| faNotContentIndexed | インデックス付け操作を省略されたファイルであることを示します。 | 
| faEncrypted | 暗号化されたファイルまたはディレクトリであることを示します。 | 
| faSymLink | シンボリック リンクであることを示します。 | 
メモ: POSIX ファイル システムでは、ファイル、ディレクトリ(またはフォルダ)、ブロック デバイス/キャラクタ デバイス、ソケット、FIFO(名前付きパイプとも呼ばれるもの)、および名前なしパイプの間に区別はありません。これらはすべて、ファイル記述子と呼ばれます。
POSIX の場合、TFileAttribute の取り得る値は以下のとおりです。
| 値 | 意味 | 
|---|---|
| faNamedPipe | 名前付きパイプ(FIFO)であることを示します。名前付きパイプは、あるプロセスから別のプロセスに情報を転送するためなどに使用することができます。 | 
| faCharacterDevice | キャラクタ デバイス(順に読み取らなければならないデータ フローを提供するファイル記述子)であることを示します。キャラクタ デバイスの例には、キーが押されると次の文字が読み取られる端末などがあります。 | 
| faDirectory | ディレクトリであることを示します。 | 
| faBlockDevice | ブロック デバイスであることを示します。ブロック デバイスとキャラクタ デバイスの違いは、ブロック デバイスにはリクエスト用のバッファがあるため、どの順序で応答するかを選択できることです。 | 
| faNormal | 通常のファイルであることを示します。 | 
| faSymLink | シンボリック リンク(別のファイルやディレクトリの参照を絶対パスまたは相対パスの形式で含むファイル記述子)であることを示します。 | 
| faSocket | ソケットであることを示します。 | 
| faWhiteout | ホワイトアウト ファイル(存在しないためそれに対して操作を実行することができないファイル)であることを示します。 | 
| faOwnerRead | 所有者はファイル記述子を読み取ることができます。 | 
| faOwnerWrite | 所有者はファイル記述子に書き込むことができます。 | 
| faOwnerExecute | 所有者はファイル記述子を実行することができます。 | 
| faGroupRead | グループ内のすべてのユーザーがファイル記述子を読み取ることができます。 | 
| faGroupWrite | グループ内のすべてのユーザーがファイル記述子に書き込むことができます。 | 
| faGroupExecute | グループ内のすべてのユーザーがファイル記述子を実行することができます。 | 
| faOthersRead | 所有者以外のユーザーがファイル記述子を読み取ることができます。 | 
| faOthersWrite | 所有者以外のユーザーがファイル記述子に書き込むことができます。 | 
| faOthersExecute | 所有者以外のユーザーがファイル記述子を実行することができます。 | 
| faUserIDExecution | 実行中のユーザー ID。実行できるよう昇格される場合があります。 | 
| faGroupIDExecution | 実行中のグループ ID。実行できるよう昇格される場合があります。 | 
| faStickyBit | 所有者以外のプロセスがファイルを削除できないようにします。 | 
メモ: シンボリック リンクは、別のファイルまたはディレクトリに対する参照を絶対パスまたは相対パスの形式で表したものです。
関連項目