Datasnap.DBClient.TRemoteEvent

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C++

typedef void __fastcall (__closure *TRemoteEvent)(System::TObject* Sender, System::OleVariant &OwnerData);

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
typedef public Datasnap.DBClient.hpp Datasnap.DBClient Datasnap.DBClient

説明

TRemoteEvent は、プロバイダとの間でカスタム情報を受け渡しするイベント ハンドラの型です。


TRemoteEvent は、IAppServer インターフェイスを通じて行われる通信をクライアント アプリケーションやプロバイダがカスタマイズできるようにするイベント ハンドラの型です。プロバイダに対して IAppServer 呼び出しを行う前に必ず、クライアント データセットは TRemoteEvent 型のイベントを受け取り、そこでカスタム情報を OleVariant として返すことができます。IAppServer インターフェイスがコマンドを送信先のプロバイダに渡すと、プロバイダは TRemoteEvent 型のイベントを受け取り、そこで、コマンドが実行される前に、受け取った情報に応答したりそれを変更することができます。コマンドの実行後、プロバイダは同じ型の別のイベントを受け取り、そこで再びカスタム情報を確認し、カスタム情報をクライアント データセットに返すことができます。最後に、クライアント データセットは、TRemoteEvent イベント ハンドラ内で、またはメソッドのパラメータとして、返された情報を受け取ります。

Sender は、イベントを受け取るクライアント データセットまたはプロバイダです。

OwnerData は、アプリケーション開発者が定義したカスタム情報です。

  • クライアント データセットの "BeforeXXX" イベントでは、このパラメータはプロバイダに送信できるよう出力専用になっています。
  • プロバイダの "BeforeXXX" イベントでは、このパラメータは、クライアント データセットの "BeforeXXX" イベントが送信した情報として渡され、プロバイダの "AfterXXX" イベントに渡される情報を返します。
  • プロバイダの "AfterXXX" イベントでは、このパラメータは、プロバイダ(またはクライアント データセット)の "BeforeXXX" イベントからの情報として渡され、クライアント データセットの "AfterXXX" イベントに渡される情報を返します。
  • クライアント データセットの "AfterXXX" イベントでは、このパラメータは入力専用であり、プロバイダから返された情報を含んでいます。

メモ: OwnerData は OleVariant です。そのため、データ値、インターフェイス、またはバリアント配列を 1 つ含むことができます。複数の値を OwnerData パラメータにまとめる方法については、例のリンクを参照してください。