FMX.Controls.TTextSettingsInfo

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System.Classes.TPersistentSystem.TObjectTTextSettingsInfo

Delphi

TTextSettingsInfo = class (TPersistent)

C++

class PASCALIMPLEMENTATION TTextSettingsInfo : public System::Classes::TPersistent

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
class public
FMX.Controls.pas
FMX.Controls.hpp
FMX.Controls FMX.Controls


説明

このクラスは、すべてのテキスト コントロールTDateEdit など)および表示対象テキスト コントロールTLabel など)によって、スタイル付きテキスト表現プロパティを管理するためのコア エンジンとして使用されます。

TTextSettingsInfo では、以下のスタイル付きテキスト表現プロパティを管理します。

  • DefaultTextSettings -- テキスト表現プロパティのデフォルト値を保持する TTextSettings 型オブジェクトが格納されます。
  • TextSettings -- TTextSettings 型のオブジェクトを保持します。このオブジェクトは、このコントロール内にテキストを描画する際に使用される、テキスト表現プロパティを処理します。
  • ResultingTextSettings --

また、TTextSettingsInfo では StyledSettings プロパティも管理します。StyledSettings にはスタイル付きテキスト表現プロパティが定義されており、その値は現在のスタイルから読み込まれたもので、手動で変更することができません。

DefaultTextSettingsTextSettingsResultingTextSettings の各プロパティには、コントロール内のテキスト表現のビジュアル パラメータを定義する TFont.FamilyTFont.SizeTFont.StyleFontColorHorzAlignVertAlignTrimmingWordWrap というスタイル付きテキスト表現プロパティを保持することができます。

TTextSettingsInfo オブジェクトを使用するテキスト コントロールには、以下のものがあります。

通常、これらのテキスト コントロールには、適切な TTextSettingsInfo クラス型のクラス参照を取得するための GetTextSettingsClass メソッドが定義されています。これらのコントロールの Create コンストラクタでは、フィールドを作成して取得した型のオブジェクトを保持します。たとえば、TTextControl.Create コンストラクタでは、以下のような呼び出しで FTextSettingsInfo フィールドを作成し初期化します。

FTextSettingsInfo := TTextControlSettingsInfo.Create(Self, GetTextSettingsClass);

こうすることでコントロールは、TTextControl.DefaultTextSettingsTTextControl.TextSettingsTTextControl.ResultingTextSettingsTTextControl.StyledSettings プロパティの値を、FTextSettingsInfo フィールドの TTextSettingsInfo 型オブジェクトに格納された該当するプロパティから取得することができます。


関連項目