System.Win.ComObj.TClassInstancing
Delphi
TClassInstancing = (ciInternal, ciSingleInstance, ciMultiInstance);
C++
enum DECLSPEC_DENUM TClassInstancing : unsigned char { ciInternal, ciSingleInstance, ciMultiInstance };
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
enum | public | System.Win.ComObj.pas System.Win.ComObj.hpp |
System.Win.ComObj | System.Win.ComObj |
説明
UTClassInstancing は,COM オブジェクトをインスタンス化する方法を指定します。
TClassInstancing 型は,COM ファクトリが COM オブジェクトをインスタンス化できる処理空間と,1 つのプロセスが複数のインスタンスを作成できるかどうかを示します。次の表に TClassInstancing 型に指定できる値を示します。
値 | 意味 |
---|---|
ciInternal |
COM オブジェクトは COM サーバーと同じプロセスによって作成される。つまり,外部アプリケーションはこのオブジェクトのインスタンスを直接作成できない。かわりに,外部プロセスは,ドキュメントオブジェクトを作成するアプリケーションのメソッドを呼び出す必要がある |
ciSingleInstance |
実行ファイル(アプリケーション)ごとに COM オブジェクトのインスタンスを 1 つだけ許可する。この 1 つのインスタンスが複数のクライアント間で共有されない場合,各クライアントはそれぞれの実行ファイルのインスタンスを起動する必要がある |
ciMultiInstance |
同一の実行ファイル内の複数インスタンスの 1 つとして COM オブジェクトが作成される。クライアントがサービスを要求するたびに,オブジェクトの独立したインスタンスが呼び出される |