System.Win.ComServ.TComServer
Delphi
TComServer = class(TComServerObject)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TComServer : public System::Win::Comobj::TComServerObject
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
|---|---|---|---|---|
| class | public | System.Win.ComServ.pas System.Win.ComServ.hpp |
System.Win.ComServ | System.Win.ComServ |
説明
TComServer は，Comserv ユニットで宣言およびインスタンス化される ComServer 変数のクラス型です。
TComServer は COM サーバー用に使用するクラス型です。このサーバーは，COM または OLE クラス定義を保持するモジュールです。そのモジュールは，インプロセスサーバー（DLL）またはローカルサーバー（EXE）のいずれかです。
TComServer のプロパティは，そのタイプライブラリ，名前，ヘルプファイルなど，サーバーについての必要なすべての情報を保持します。また，サーバーのロードおよびアンロードの時期と方法を示します。
以下に，TComServer のメソッドの使用目的を示します。
- TComServer プロパティにアクセスするため
- COM クラスおよび OLE クラスをそのクラス ID (CLSID) に基づいてインスタンス化することを目的に，関連付けられたクラスファクトリを作成するため
- COM クラスおよび OLE クラスについての情報でレジストリデータベースを更新するため
TComServer は，Comserv ユニットで自動的にインスタンス化される Comserv 変数の型です。COM オブジェクトのサーバーとして作成される各モジュールは，Comserv のそれ自身のインスタンスを持っています。
ComServer はクラスファクトリを管理するために，TComClassManager オブジェクトを使用します。そして，そのオブジェクトは，ComClassManager 関数を使って ComObj ユニットでアクセスされます。TComClassManager のメソッドへの呼び出しがこのクラスファクトリを主に使用します。
メモ： Comserv ユニットは，インプロセスサーバーがエクスポートしなければならないグローバルルーチンを宣言し実装します。このようなルーチンは，COM サーバーの登録，登録解除，アンロードを自動的に処理します。