Vcl.Controls.TControlStyle

提供: RAD Studio API Documentation
移動先: 案内検索

Delphi

type TControlStyle = set of (csAcceptsControls, csCaptureMouse, csDesignInteractive, csClickEvents, csFramed, csSetCaption, csOpaque, csDoubleClicks, csFixedWidth, csFixedHeight, csNoDesignVisible, csReplicatable, csNoStdEvents, csDisplayDragImage, csReflector, csActionClient, csMenuEvents, csNeedsBorderPaint, csParentBackground, csPannable, csAlignWithMargins, csGestures, csPaintBlackOpaqueOnGlass, csOverrideStylePaint);

C++

typedef System::Set<Vcl_Controls__31, Vcl_Controls__31::csAcceptsControls, Vcl_Controls__31::csOverrideStylePaint> TControlStyle;

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
set
typedef
public
Vcl.Controls.pas
Vcl.Controls.hpp
Vcl.Controls Vcl.Controls

説明

TControlStyle は、コントロールの現在のスタイルを記述するものです。

TControlStyle は、コントロールの属性を示す一連のスタイル フラグを定義します。

各フラグとその意味を以下の一覧表に示します。



フラグ 意味

csAcceptsControls

コントロールは、設計時にそのコントロールの上にドロップされたあらゆるコントロールの親になります。

csCaptureMouse

マウスがクリックされたとき、コントロールはマウス イベントを捕捉します。

csDesignInteractive

コントロールは、設計時の右マウスボタン クリックを、コントロールを操作する左マウス ボタン クリックにマップします。

csClickEvents

コントロールはマウス クリックを受け取って、それに応答できます。

csFramed

コントロールには 3 次元フレームがあります。

csSetCaption

コントロールの Caption プロパティは、明示的に別のものに設定されていないかぎり、Name プロパティに一致しなければなりません。

csOpaque

コントロールはクライアント矩形領域いっぱいに描画されます。

csDoubleClicks

コントロールはダブルクリック メッセージを受け取って、それに応答できます。応答できない場合は、ダブルクリックをクリックにマップできます。

csFixedWidth

コントロールの幅を変更または拡大/縮小できません。

csFixedHeight

コントロールの高さを変更または拡大/縮小できません。

csNoDesignVisible

コントロールは設計時には表示されません。

csReplicatable

PaintTo メソッドを使ってコントロールをコピーして、その画像を任意のキャンバスに描画できます。

csNoStdEvents

マウス イベント、キー イベント、クリック イベントなどの標準イベントが無視されます。これらのイベントに応答する必要がない場合、このフラグを使用すると、アプリケーションの実行速度を改善できます。

csDisplayDragImage

ドラッグ イメージ リストが関連付けられているコントロールを、この設定のあるコントロールをまたいでドラッグした場合、ドラッグ カーソルが上を通過する間、イメージ リストを使用してカーソルが強調表示されます。それ以外の場合は、ドラッグ カーソルが単独で使用されます。

csReflector

コントロールは、Windows のダイアログ メッセージ、フォーカス メッセージ、あるいはサイズ変更メッセージに応答します。コントロールを ActiveX コントロールとして使用できる場合にこの設定を使用すると、コントロールがこれらのイベントの通知を受け取るようになります。

csActionClient

コントロールはアクション オブジェクトにリンクされています。このフラグは、Action プロパティが設定されると設定され、Action プロパティがクリアされるとクリアされます。

csMenuEvents

コントロールはシステム メニュー コマンドに応答します。

csPannable

マウスのパン操作をサポートする必要がある場合は、これをコントロール スタイルに設定します。

csNeedsBorderPaint

Windows XP 上のアプリケーションでテーマが有効な場合にのみ適用されます。これを設定すると、ThemeServices により、コントロールの境界が現在のテーマで描画されます。

csParentBackground

Windows XP 上のアプリケーションでテーマが有効な場合にのみ適用されます。これを設定すると、親が自らの背景をコントロールの背景に描画します。これは、TPageControl に表示される TPanelTFrame など、親のテーマ要素を表示する必要があるコントロールに役立ちます。TWinControl では、csParentBackground コントロール スタイルを包含/除外したプロテクト プロパティ ParentBackground を導入しています。

csAlignWithMargins

コントロールの Margins プロパティを使用して、位置合わせする他のコントロールとの間隔を制御することができます。コントロール同士を、Margins で指定された間隔よりも近づけることはできません。この間隔は、親コントロールのサイズ変更時にコントロールが移動しても維持されます。



関連項目