Vcl.Controls.TCreateParams

• 親: Vcl.Controls
• フィールド

Delphi

  TCreateParams = record
    Caption: PChar;
    Style: DWORD;
    ExStyle: DWORD;
    X, Y: Integer;
    Width, Height: Integer;
    WndParent: HWnd;
    Param: Pointer;
    WindowClass: TWndClass;
    WinClassName: array[0..255] of Char;
  end;

C++

struct DECLSPEC_DRECORD TCreateParams
{
public:
    System::WideChar *Caption;
    unsigned Style;
    unsigned ExStyle;
    int X;
    int Y;
    int Width;
    int Height;
    HWND WndParent;
    void *Param;
    tagWNDCLASSW WindowClass;
    System::StaticArray<System::WideChar, 256> WinClassName;
};

プロパティ

種類	可視性	ソース	ユニット	親
record struct	public	Vcl.Controls.pas Vcl.Controls.hpp	Vcl.Controls	Vcl.Controls

説明

TCreateParams は、ウィンドウ作成パラメータのレコードで、作成するウィンドウ化コントロールのウィンドウのタイプを指定します。

TCreateParams は、データ構造体で、Windows にウィンドウの作成を指示する際に必要となる情報を保持します。TCreateParams レコードのフィールドは、CreateWindowEx API 関数への呼び出しのパラメータとなります。

TCreateParamsには以下のフィールドが含まれます：

フィールド	意味
Caption	ウィンドウのキャプション。これは通常、Caption の値か、コントロールの Text プロパティです。
Style	ウィンドウの Windows スタイル。フラグのビット配列で、WS_CHILD や WS_DISABLED などがあります。使用できるフラグについては、Microsoft Windows ドキュメントを参照してください。
ExStyle	ウィンドウの拡張 Windows スタイル。これは、Windows の定義済み拡張スタイル定数の 1 つで、WS_EX_TOOLWINDOW や WS_EX_CONTROLPARENT などがあります。使用できる値については、Microsoft Windows ドキュメントを参照してください。 「ウィンドウのスタイル」
X	ウィンドウの左端の x 座標。通常、Left プロパティと同じになります。
Y	ウィンドウの上部の y 座標。通常、Top プロパティと同じになります。
Width	ウィンドウの幅（ピクセル）。通常、Width プロパティと同じになります。
Height	ウィンドウの高さ（ピクセル）。 通常、Height プロパティと同じになります。
WndParent	親ウィンドウのウィンドウ ハンドル。これは、親コントロールの Handle プロパティと同じになります。
Param	ウィンドウ作成パラメータへのポインタで、WM_CREATE メッセージの LParam として渡されます。
WindowClass	作成されるウィンドウのクラスを記述する、WindowClass レコード。WindowClass レコードには、ウィンドウ プロシージャ、スタイル、デフォルト カーソル、背景ブラシ、関連付けられるメニューなどについての情報が含まれています。
WinClassName	ウィンドウ クラス名。ウィンドウ クラスの名前で、登録済みでなければなりません。Windows には定義済みの名前を持つビルドインのウィンドウ クラスがある程度用意されています。またアプリケーションで、独自のカスタム ウィンドウ クラスを登録することも可能です。

関連項目

• TWinControl
• CreateWindowEx
• 「ウィンドウのスタイル」