Vcl.StdActns.TFileOpenWith

Delphi
TFileOpenWith = class(TFileOpen)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TFileOpenWith : public TFileOpen
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.StdActns.pas Vcl.StdActns.hpp |
Vcl.StdActns | Vcl.StdActns |
説明
TFileOpenWith は,ファイルを開くのに使用するアプリケーションをユーザーに選択させるダイアログを表示するための標準アクションです。
TFileOpenWith をアクションリストに追加すると,[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログをアプリケーションに追加できます。このアクションにリンクされたメニュー項目やツールボタンなどのコントロールにより,アプリケーションは[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログを表示し,そこで選択されたアプリケーションを使って FileName プロパティで指定のファイルを開きます。FileName プロパティが設定済みでない場合は,TFileOpenWith はまず,ユーザーがファイル名を選択する[開く]ダイアログを表示してから,目的のファイルを開く際に使用するアプリケーションをユーザーに指定させる[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログを表示します。
メモ: 指定されたファイルが関連付けを登録済みの拡張子を持つ場合でも,TFileOpenWith は常に[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログを表示します。拡張子に基づいて Windows にアプリケーションを選択させることでユーザーにファイルを開かせる(つまり,拡張子の関連付けがない場合に自動的に[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログを表示する)には,かわりに TFileRun アクションを使用します。
選択したアプリケーションを起動する操作は必要ありません。TFileOpenWith は,ユーザーの選択したアプリケーションを使って自動的にファイルを開きます。
メモ: TFileOpenWith の Dialog プロパティは,ユーザーがファイルを開くためのアプリケーションを選択する[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログではなく,ユーザーがファイルを選択する[開く]ダイアログを表します。同じように,OnAccept イベントと OnCancel イベントは,アクションが[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログを表示した後には発生しません。これらのイベントが発生するのは,FileName プロパティが設定済みでないときに表示される[開く]ダイアログの表示後になります。