System.Classes.TReader

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System.Classes.TFilerSystem.TObjectTReader

Delphi

TReader = class(TFiler)

C++

class PASCALIMPLEMENTATION TReader : public TFiler

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
class public
System.Classes.pas
System.Classes.hpp
System.Classes System.Classes


説明

TReader は、コンポーネント データを関連するストリームから読み取る専用ファイラです。

TReader は、コンポーネント ストリーミング システムによって内部的に使用され、ストリームに書き込まれたコンポーネントの状態を復元します。これは、コンポーネントに関連付けられているデータを、ストリームから読み込むメカニズムを処理します。 これは、ストリームというよりはリーダー オブジェクトで、ストリーム コンポーネントの複雑性の処理を担当します。 これらには、次のようなメソッドが含まれます:

  • ストリームから読み込んだクラス名から、コンポーネント インスタンスを作成。
  • ストリーム データを、公開されたコンポーネント プロパティに割り当てる。
  • 非表示データまたは複合データを、オブジェクトの公開プロパティと同様に、オブジェクトに格納。
  • コンポーネント間の参照(あるプロパティが別のコンポーネントを参照してる、など)を解決。

TReader のその他のメソッドやプロパティは、リーダー オブジェクトのイベントや、ストリームとのやり取りのトリガとなります。

アプリケーションは、リーダー オブジェクトを直接作成してはいけません。リーダーは、ストリーム オブジェクト メソッド内、または、コンポーネント ストリーミング プロセスを初期化するグローバル ルーチン内で、自動的に作成されます。 それらには、以下のものがあります:

  • グローバル ObjectBinaryToText プロシージャ(リーダー オブジェクトを直接作成)。
  • グローバル ReadComponentResFile 関数(リーダー オブジェクトを作成するファイル ストリームを作成)。
  • ストリーム オブジェクトの ReadComponent メソッド(リーダー オブジェクトを作成)。

ストリーミング処理が走りだしたら、アプリケーションでリーダー オブジェクトを直接操作する必要はありません。 リーダー、コンポーネント、ストリーム オブジェクト間でのやり取りは、お互いを呼び出しあうこれらのオブジェクトのメソッド内で自動的に発生します。

関連項目

コード サンプル