System.Classes.TResourceStream.Create
Delphi
constructor Create(Instance: THandle; const ResName: string; ResType: PChar);
C++
__fastcall TResourceStream(NativeUInt Instance, const System::UnicodeString ResName, System::WideChar * ResType);
__fastcall TResourceStream(NativeUInt Instance, int ResID, System::WideChar * ResType);
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
|---|---|---|---|---|
| constructor | public | System.Classes.pas System.Classes.hpp |
System.Classes | TResourceStream |
説明
Create は,特定のリソースの名前と種類に関連付けられた TResourceStream のインスタンスを作成します。
Create を呼び出すと,指定したインスタンスでリソースを識別するパラメータを渡して,TResourceStream をインスタンス化できます。TResourceStream は,リソースデータを検索し,TResourceStream に割り当てた Memory バッファにロードします。
Instance パラメータは,リソースを格納する実行可能ファイルまたは共有ライブラリに関連付けられたインスタンスハンドルです。
最初のコンストラクタ構文の ResName は,アプリケーションと一緒にコンパイルされた .rc ファイルのリソースと関連付けられた文字列です。リソースが文字列ではなく整数 ID と関連付けられている場合は,シャープ記号(#)の後に整数の文字列表現を記述します。したがって,たとえば整数 ID の 128 を持つリソースは,#128 という ResName で識別されます。
メモ: リソースを指定するには,リソースの名前ではなく ID を使った方が少ないメモリで指定できます。
ResType パラメータは,リソースタイプを示す文字列です。アプリケーションは,アプリケーション固有のリソースを定義して .rc ファイルにある名前で識別します。さらに,定義済みのリソースタイプ(Windows のリソースタイプを反映)がいくつかあります。定義済みのリソースタイプの 1 つであるリソースを指定するには,以下の表をもとに ResType を適切な値に設定します。
| ResType | リソースの種類 |
|---|---|
|
RT_ACCELERATOR |
アクセラレータテーブル |
|
RT_BITMAP |
ビットマップ |
|
RT_DIALOG |
ダイアログボックス |
|
RT_FONT |
フォント |
|
RT_FONTDIR |
フォントディレクトリ |
|
RT_MENU |
メニュー |
|
RT_RCDATA |
アプリケーションで定義されるリソース(そのままのデータ) |
|
RT_STRING |
ストリングテーブルエントリ |
|
RT_MESSAGETABLE |
メッセージテーブルエントリ |
|
RT_CURSOR |
ハードウェア依存のカーソルリソース |
|
RT_GROUP_CURSOR |
非ハードウェア依存のカーソルリソース |
|
RT_ICON |
ハードウェア依存のアイコンリソース |
|
RT_GROUP_ICON |
非ハードウェア依存のアイコンリソース |
|
RT_VERSION |
バージョン情報 |