クラスの型
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宣言は,クラス型「クラス名」というユニークな型を生成します。これにより,この型のクラスオブジェクト(あるいはインスタンス)と,この型から派生するオブジェクト(この型を指すポインタ,この型への参照,「クラス名」の配列など)を宣言することが可能になります。
class X { ... };
X x, &xr, *xptr, xarray[10];
/* 4 つのオブジェクト: 型 X,X への参照,X へのポインタ,X の配列 X */
struct Y { ... };
Y y, &yr, *yptr, yarray[10];
// C では次のようになる
// struct Y y, *yptr, yarray[10];
union Z { ... };
Z z, &zr, *zptr, zarray[10];
// C では次のようになる
// union Z z, *zptr, zarray[10];
C と C++ の構造体および共用体の宣言の違いに注意してください。キーワード struct と union は,C では必須ですが,C++ ではクラス名(Y と Z)が隠れている(クラス名のスコープを参照)場合にのみ必要になります。