データベースへの接続:概要

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大抵のデータセット コンポーネントは、データベース サーバーに直接接続することができます。 一度接続すると、データセットは自動的にそのサーバーと通信します。 データセットを開くと、サーバーからデータが取り込まれます。レコードをポストすると、それらがサーバーに戻されて反映されます。 1 つの接続コンポーネントを複数のデータセットで共有することもできますし、データセットごとに固有の接続を使用することもできます。

各タイプのデータセットは、それぞれ固有のタイプの接続コンポーネント(特定のデータ アクセス メカニズムで動作するように設計されている)を使用してデータベース サーバーに接続します。 次の表に、これらのデータ アクセス メカニズムとそれに関連する接続コンポーネントを示します。

データベース接続コンポーネント :

データ アクセス メカニズム 接続コンポーネント

FireDAC

FireDAC.Comp.Client.TFDConnection

dbExpress

Data.SqlExpr.TSQLConnection

ActiveX データ オブジェクト(ADO)

Data.Win.ADODB.TADOConnection

InterBase Express

IBX.IBDatabase.TIBDatabase

ボーランド データベース エンジン(BDE)

Bde.DBTables.TDatabase

警告: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。 たとえば、BDE では Unicode はサポートされません。 BDE を使用した新規開発はしないことをお勧めします。 既存のデータベース アプリケーションを BDE から FireDAC に移行することを検討してください。 移行処理を支援するための移行ツール reFind があります。
メモ: これらのメカニズムの長所と短所は、「データベースを使用する」を参照してください。

接続コンポーネントは、データベース接続を確立するために必要なすべての情報を提供します。 この情報は、接続コンポーネントのタイプごとに異なります。

データセットの各タイプは異なる接続コンポーネントを使用しても、それらはすべて、Data.DB.TCustomConnection の下位オブジェクトであることには変わりません。これらはすべて、同じタスクの多くを実行し、同じプロパティ、メソッド、およびイベントの多くを公開しています。

以下のトピックでは、これら共通するタスクの多くを説明しています。

関連項目