リフレクション ビューアを使ってアセンブリ メタデータを調べる
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.NET アセンブリを開き、そこに含まれている名前空間や型を調べることができます。 アセンブリ メタデータは、リフレクション ビューアに表示されます。ビューアの左ペインには、アセンブリに含まれている名前空間や型のツリー構造が表示されます。 右ペインには、ツリーで選択した項目に固有の情報が表示されます。 [コール グラフ]タブには、選択したメソッドで呼び出されるメソッドのリストと、選択したメソッドを呼び出すメソッドのリストが表示されます。
RAD Studio では .NET プラットフォーム向けの開発をサポートしていませんが、リフレクション ビューアでは複数の .NET アセンブリを開くことができます。 開いた各アセンブリは左ペインのツリーに表示されます。.NET アセンブリの最上位ノードは (clr)アイコンで示されます。
メモ: Delphi for .NET コンパイラがもう製品に含まれていなくても、このビューアはまだ RAD Studio でサポートされています。 たとえば、COM 相互運用機能の開発では、COM 機能と .NET 機能とのやり取りが必要になることがあります。
リフレクション ビューアを開く方法は以下のいずれかです。
- [ファイル|開く]を選択し、任意のマネージ アセンブリを選択します。
- スタンドアロン アプリケーション(reflection.exe)を使用します。
特定の .NET アセンブリを閉じるには、最上位ノードの アイコンを右クリックし[閉じる]を選択します。
IDE からリフレクション ビューアを開くには:
- [ファイル|開く...]を選択します。
- [開く]ダイアログ ボックスで、[ファイルの種類]ドロップダウン リストから[アセンブリ メタデータ]を選択します。
- .NET アセンブリがあるフォルダに移動します。 アセンブリを選択し、[開く]をクリックします。
ヒント: ツールバーのブラウザ ボタンを使用すると、左ペインで前に選択した項目を行ったり来たりできます。
[コール グラフ]タブの使用
- 左ペインでメソッド ノード()を選択します。
- [コール グラフ]タブを選択します。[コール グラフ]タブの上半分には、左ペインで選択したメソッドを呼び出すメソッドのリストが表示されます。[コール グラフ]タブの下半分には、左ペインで選択したメソッドで呼び出されるメソッドが表示されます。現在選択しているメソッドと同じアセンブリに存在するメソッドは、クリック可能なリンクとして青い下線付きのテキストで表示されます。 リンクをクリックすると、そのメソッドが左ペインのツリーで選択されます。
メモ: スタンドアロンのリフレクション ビューア(reflection.exe)には、アセンブリを検索するための[検索]ボタンと、ビューアの履歴を行ったり来たりするための 2 つの矢印ボタンが用意されています。