同じアプリケーションでの別のデータセットへのクライアント データセットの接続

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プロバイダ コンポーネントを使用すると、TClientDataSet を別の(ソース)データセットに接続することができます。プロバイダは、データベース情報を転送可能なデータ パケット(クライアント データセットが使用可能なもの)にまとめたり、デルタ パケットとして受け取った更新(クライアント データセットが作成したもの)をデータベース サーバーに適用します。このアーキテクチャを次の図に示します。

DBDARCH4.jpg

このアーキテクチャは、データベース サーバーがローカル データベースかリモート データベース サーバーかに応じて、単層アプリケーションまたは 2 層アプリケーションになります。データベース情報を操作するロジックは、データ モジュールに分離されてはいるものの、ユーザー インターフェイスを実装しているのと同じアプリケーションに含まれます。

クライアント データセットをプロバイダにリンクするには、クライアント データセットの ProviderName プロパティにプロバイダ コンポーネントの名前を設定します。プロバイダはクライアント データセットと同じデータ モジュールに含まれていなければなりません。プロバイダをソース データセットにリンクするには、プロバイダの DataSet プロパティを設定します。

クライアント データセットをプロバイダにリンクし、プロバイダをソース データセットにリンクすると、データベース レコードの取得や表示、レコード間の移動に必要な詳細は、これらのコンポーネントがすべて処理してくれます(ただし、ソース データセットがデータベースに接続されていることが前提です)。ユーザーによる編集内容をデータベースに適用するには、クライアント データセットの ApplyUpdates メソッドを呼び出せばよいだけです。

クライアント データセットをプロバイダと一緒に使用する方法の詳細は、「クライアント データセットでのプロバイダの使用」を参照してください。

関連項目