文字列リストの操作
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最もよく使われるリスト型の 1 つが文字列リストです。 文字列リストには、コンボ ボックス内の項目、メモ内の行、文字列グリッド内のフォント名や、行と列の名前などがあります。 RTL は、TStrings オブジェクトと、その下位オブジェクト(TStringList、THashedStringList など)によって、すべての文字列リストに共通のインターフェイスを提供しています。 TStringList では、TStrings によって導入された、抽象プロパティと抽象メソッドが実装されています。また、次の処理を実現するためのプロパティ、イベント、およびメソッドが新たに導入されています。
- リスト内の文字列をソートします。
- ソート リスト内の重複文字列を禁止します。
- リストの内容の変化に応答します。
文字列リストを管理する機能を提供するだけでなく、これらのオブジェクトを利用すると簡単に相互運用が可能になります。たとえば、メモの行(TStrings の下位クラス)を編集した後に、それらの行をコンボ ボックスの項目(TStrings の下位クラス)として使用できます。
文字列リストのプロパティは[オブジェクト インスペクタ]に表示され、値列は TStrings なっています。 TStrings をダブルクリックすると、文字列リスト エディタが開き、行の編集、追加、または削除ができます。
トピック
また、実行時に文字列リスト オブジェクトを操作して、同様の作業を実行することもできます。