cscanf

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ヘッダーファイル

conio.h

カテゴリ

コンソール入出力ルーチン

プロトタイプ

int cscanf(char *format[, address, ...]);

説明

コンソールからの入力をスキャンして書式設定します。

cscanf は,コンソールから直接読み取った一連の入力フィールドを 1 文字ずつスキャンします。各フィールドは,format が指す書式文字列で cscanf に渡された書式指定子にしたがって書式設定されます。最後に,cscanf は,format の後の引数で渡されたアドレスに書式付き入力を格納し,その入力を直接画面にエコーします。入力フィールドと同じ数の書式指定子とアドレスが必要です。

メモ:  書式指定子の詳細は,scanf の書式指定子の説明を参照してください。

cscanf は,通常のフィールド終了文字(ホワイトスペース)に到達する前に,特定のフィールドのスキャンを停止する場合があります。または,さまざまな原因で完全に処理を終了する場合もあります。考えられる理由については,scanf を参照してください。

メモ:  Win32 GUI アプリケーションでは,この関数を使用しないでください。

戻り値

cscanf は,スキャン,変換,および格納に成功した入力フィールドの数を返します。この戻り値には,スキャンされたが格納されなかったフィールドは含まれません。格納されたフィールドがない場合,戻り値は 0 になります。

cscanf がファイルの終わりで読み取りを試みた場合,戻り値は EOF になります。



 #include <conio.h>
 int main(void)
 {
    char string[80];
    /* 画面をクリアします */
    clrscr();
    /* ユーザーに入力を求めます */
    cprintf("Enter a string with no spaces:");
    /* 入力を読み取ります */
    cscanf("%s", string);
    /* 読み取った内容を表示します */
    cprintf("\r\nThe string entered is: %s", string);
    return 0;
 }



移植性



POSIX Win32 ANSI C ANSI C++

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