strcpy_s、wcscpy_s

string.h：インデックス への移動

ヘッダー ファイル

string.h、_str.h

カテゴリ

メモリおよび文字列操作ルーチン、インライン ルーチン

プロトタイプ

errno_t strcpy_s(char * _RESTRICT dest, rsize_t destmax, const char * _RESTRICT src);

errno_t wcscpy_s(wchar_t * _RESTRICT dest, rsize_t destmax, const wchar_t * _RESTRICT src);

説明

strcpy の代わりとなるもので、セキュリティが強化されています。

一方の文字列をもう一方にコピーします。

文字列 src を dest にコピーし、終端の NULL 文字が移動した時点で操作を停止します。 src と dest が部分的に重なる場合、コピーは行われません。 実行時制約違反が発生した場合、dest[0] には NULL が設定されます。

戻り値

strcpy_s は、成功した場合にはゼロを返し、そうでない場合にはゼロ以外を返します。

例

#include <stdio.h>
#include <string.h>
int main(void)
{
   char string[10];
   char *str1 = "abcdefghi";
   strcpy_s(string, 10, str1);
   printf("%s\n", string);
   return 0;
}

移植性

	POSIX	Win32	ANSI C	ANSI C++
strcpy_s	+	+	+	+

関連項目

• セキュア C ライブラリ