クライアント データセットの利用 - 概要

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

クライアント データセットの利用:インデックス への移動

クライアントデータセットは,すべてのデータをメモリ上に保持している特別なデータセットです。メモリに格納されているデータの操作は,midaslib.dcu または midas.dll によってサポートされます。クライアントデータセットでデータを保管するために使用する形式は,自己包含型で容易に移送できる形式であり,これによりクライアントデータベースでは次のことが行えます。

  • ディスク上の専用ファイルを読み書きする。ファイルベースのデータセットとして動作する。このメカニズムをサポートしているプロパティおよびメソッドは,クライアントデータセットでファイルデータを使用するで説明されている
  • データベースサーバーからのデータをキャッシュアップデートする。キャッシュアップデートをサポートするクライアントデータセットの機能の詳細は,クライアントデータセットをキャッシュアップデートに使用するに記載されている
  • 多層アプリケーションのクライアント部分のデータを表す。このように機能するには,クライアントデータセットは,クライアントデータセットをデータプロバイダを使用するで説明されているように,外部プロバイダを操作する必要がある。多層データベースアプリケーションの詳細は,「多層アプリケーションの作成」を参照してください。
  • データセット以外のソースからのデータを表す。クライアントデータセットでは,外部プロバイダからのデータを使用できるため,特別なプロバイダにより各種の情報源をクライアントデータセットを操作するように適応させることができる。たとえば,XML プロバイダを使用することにより,クライアントデータセットが XML ドキュメント内の情報を表すようにできる

ファイルベースのデータ,キャッシュアップデート,外部プロバイダからのデータ(XML ドキュメントの操作や多層アプリケーションでの使用など),または「ブリーフケースモデル」アプリケーションなどの方法の組み合わせにクライアントデータセットを使用するしないに関係なく,クライアントデータセットでデータの操作に関してサポートしているさまざまな機能を利用することができます。

関連項目