グラフィック コントロールの作成
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コントロールが入力フォーカスを受け取る必要がない場合は、そのコントロールをグラフィック コントロールにすることができます。グラフィック コントロールはウィンドウ付きコントロールと似ていますが、ウィンドウ ハンドルがないので、消費されるシステム リソースが少なくなります。TLabel のような、入力フォーカスを受け取らないコンポーネントが、グラフィック コントロールです。これらのコントロールでフォーカスを受け取れなくても、マウス メッセージに反応するようにそれらを設計することができます。
TGraphicControl コンポーネントにより、カスタム コントロールを作成できます。TGraphicControl は、TControl から派生した抽象クラスです。作成するコントロールを TControl から直接派生させることもできますが、TGraphicControl から派生させる方がよいでしょう。このコンポーネントでは、描画用のキャンバスが用意されており、Windows 上の WM_PAINT メッセージを処理するからです。開発者は、Paint メソッドをオーバーライドするだけでよいのです。
グラフィック コントロールの作成例については、「グラフィック コンポーネントの作成」のセクションを参照してください。