タッチ キーボードの概要
主要なアプリケーション種別 への移動
タッチ キーボードは、タッチ デバイス、ペン、マウスから使用できる仮想キーボード コンポーネントです。 このキーボードは、従来の入力用コンピュータ キーボードをシミュレートしたもので、最も一般的に使用されるキーボード レイアウトのほか、特定のアプリケーション要件に応じてテンキーもサポートしています。
タッチ キーボードには、タッチ システムとマルチタッチ システムの双方に固有のユーザビリティ機能が備わっています。 たとえば、マルチタッチを使ってキーボード シーケンスCtrl + C
を実行できます。 同様に、キー入力中に Shift キーを押し下げると、Shift 修飾子が適用されます。 キーが押されたときキーはユーザーの指で覆われているため、キー メッセージはキーが放されたときにのみ送信されます。 これにより、ユーザーは途中で気が変わったら別のキーに指を動かすことができます。
設計へのタッチ キーボードの追加
[ツール パレット]で、[Touch]カテゴリ内の[TTouchKeyboard]を選択します。 このキーボードには、色のグラデーション、キー ラベルのオーバーライド(下記参照)、カーソルなど、[オブジェクト インスペクタ]で調整できるプロパティがいくつかあります。 タッチ キーボードのプロパティの詳細については、「キーボード」を参照してください。
キーボードのロケールの選択
タッチ キーボードでは、OS で使用しているアクティブな入力ロケールを使用します。 ただし、Windows API 関数 ActivateKeyboardLayout を使ってプログラムでロケールを変更できます。 インストールと入力言語を変更する方法については、お使いのオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
キー割り当てのオーバーライド
特定のキーに別のキー ラベルを表示するために、デフォルトのキー割り当てをオーバーライドすることができます。 たとえば、Backspace キーにデフォルトの矢印ラベルではなく "Bksp" を割り当てたいというような場合があるでしょう。 すべてのキーをオーバーライドできるわけではなく、対象はキーボード上の一部のキーだけです。 [オブジェクト インスペクタ]で[KeyCaptions]プロパティをクリックし、オーバーライドするキーを選択して、値フィールドに新しいラベルを入力します。