ダイアログボックスのコンポーネント化:概要

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よく使用するダイアログボックスは,コンポーネントにしてツールパレットに追加すると便利です。標準コモンダイアログボックスを表すコンポーネントと同じように機能するダイアログボックスコンポーネントを作成できます。ダイアログボックスをコンポーネントにする目的は,プロジェクトに追加して設計時にプロパティを設定できるような,簡単なコンポーネントを作成することです。

ダイアログボックスをコンポーネントにする場合は,以下の作業が必要です。

  1. コンポーネントのインターフェースの定義
  2. コンポーネントの作成と登録
  3. コンポーネントのインターフェースの作成
  4. コンポーネントのテスト

ダイアログボックスに関連付けられた Delphi の「ラッパー」コンポーネントは,実行時にダイアログボックスを作成し,ユーザーが指定したデータを渡します。ダイアログボックスコンポーネントは再利用でき,カスタマイズも可能です。

このセクションでは,Delphi オブジェクトリポジトリに登録されている[バージョン表示]ダイアログを表示するラッパーコンポーネントと同じものを作成します。

メモ:  ABOUT.PAS ファイルと ABOUT.DFM ファイルを作業用ディレクトリにコピーします。

コンポーネント化するダイアログボックスを設計する場合,制限はそれほどありません。また,ほとんどのフォームはダイアログボックスとして動作できます。