データベースサーバーへの接続
接続の制御 への移動
接続コンポーネントを使用してデータベース サーバーに接続するには、2 つの方法があります:
Open メソッドを呼び出すと、Connected が True に設定されます。
メモ: 接続コンポーネントがサーバーに接続されていない場合、アプリケーションは、関連づけられているデータセットのいずれかのオープンを試行し、そのデータセットが自動的に接続コンポーネントの Open メソッドを呼び出します。
Connected を True に設定すると、接続コンポーネントはまず Data.DB.TCustomConnection.BeforeConnect イベントを生成し、そこでは初期化を行うことができます。 たとえば、このイベントを使用して、接続パラメータを変更することができます。
BeforeConnect イベントの後、サーバー ログインの制御方法の選択により、接続コンポーネントはデフォルトのログイン ダイアログを表示することができます。 その後、ユーザー名とパスワードをドライバに渡し、接続を開きます。
接続が一旦開いたら、接続コンポーネントは Data.DB.TCustomConnection.AfterConnect イベントを生成し、ここで、接続を開くのに必要なタスクを実行することができます。
メモ: 接続コンポーネントによっては、接続確立時にも、同様に追加イベントを生成します。
一旦接続が確立されたら、それを使うアクティブ データセットが 1 つでもあれば維持されます。 アクティブ データセットがなくなったら、接続コンポーネントはその接続をドロップします。 接続コンポーネントによっては、KeepConnection プロパティがあり、これを使用するコンポーネントがすべて閉じられても、接続を開いたままにすることができます。 KeepConnection が True の場合に、接続が維持されます。 リモート データベース サーバーへの接続の場合、または、頻繁にデータセットのオープンとクローズを繰り返すアプリケーションの場合、KeepConnection を True に設定すると、ネットワーク トラフィックを減らし、アプリケーションを高速化することができます。 KeepConnection が False の場合、そのデータベースを使用するアクティブ データセットがなくなったら、接続をドロップします。 そのデータベースを使用するデータセットが後から開かれると、接続は再度確立し、初期化しなければなりません。