データベースサーバーへの接続

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

接続の制御 への移動


接続コンポーネントを使用してデータベース サーバーに接続するには、2 つの方法があります:

  • Open メソッドを呼び出す
  • Connected プロパティを True に設定

Open メソッドを呼び出すと、ConnectedTrue に設定されます。

メモ: 接続コンポーネントがサーバーに接続されていない場合、アプリケーションは、関連づけられているデータセットのいずれかのオープンを試行し、そのデータセットが自動的に接続コンポーネントの Open メソッドを呼び出します。

ConnectedTrue に設定すると、接続コンポーネントはまず Data.DB.TCustomConnection.BeforeConnect イベントを生成し、そこでは初期化を行うことができます。 たとえば、このイベントを使用して、接続パラメータを変更することができます。

BeforeConnect イベントの後、サーバー ログインの制御方法の選択により、接続コンポーネントはデフォルトのログイン ダイアログを表示することができます。 その後、ユーザー名とパスワードをドライバに渡し、接続を開きます。

接続が一旦開いたら、接続コンポーネントは Data.DB.TCustomConnection.AfterConnect イベントを生成し、ここで、接続を開くのに必要なタスクを実行することができます。

メモ: 接続コンポーネントによっては、接続確立時にも、同様に追加イベントを生成します。

一旦接続が確立されたら、それを使うアクティブ データセットが 1 つでもあれば維持されます。 アクティブ データセットがなくなったら、接続コンポーネントはその接続をドロップします。 接続コンポーネントによっては、KeepConnection プロパティがあり、これを使用するコンポーネントがすべて閉じられても、接続を開いたままにすることができます。 KeepConnectionTrue の場合に、接続が維持されます。 リモート データベース サーバーへの接続の場合、または、頻繁にデータセットのオープンとクローズを繰り返すアプリケーションの場合、KeepConnectionTrue に設定すると、ネットワーク トラフィックを減らし、アプリケーションを高速化することができます。 KeepConnectionFalse の場合、そのデータベースを使用するアクティブ データセットがなくなったら、接続をドロップします。 そのデータベースを使用するデータセットが後から開かれると、接続は再度確立し、初期化しなければなりません。

関連項目