プロパティとイベントの設定
操作手順:フォームおよびプロジェクトを作成してコードを記述する への移動
プロパティ、メソッド、イベントは、コンポーネントの属性です。
イベント ハンドラの名前など、コードに関係するプロパティを[オブジェクト インスペクタ]で変更すると、対応するソース コードも自動的に変更されます。さらに、フォームのクラス宣言でイベント ハンドラ メソッドの名前を変更するなど、ソース コードに変更を加えると、その変更は直ちに[オブジェクト インスペクタ]にも反映されます。
各コンポーネントのプロパティについては、オンライン ヘルプの API ドキュメントを参照してください。
設計時でのプロパティの設定
設計時に、[オブジェクト インスペクタ]には、フォームで選択したコンポーネントの published プロパティが表示されます。それらのプロパティが編集可能であれば、[オブジェクト インスペクタ]を使用してそれらを編集できます。
- フォームで、オブジェクトを 1 回クリックして選択します。
- [オブジェクト インスペクタ]で[プロパティ]タブをクリックします。
- 変更するプロパティを選択し、そのプロパティに使用可能な更新方法に応じて、テキスト ボックスに値を入力する、ドロップダウン リストから値を選択する、テキスト ボックスの横にある参照ボタン()をクリックして関連するプロパティ エディタを使用する、のいずれかを行います。「プロパティ エディタの使用」を参照してください。
- メモ: 論理型か列挙型のプロパティの場合、値フィールドのドロップダウン リストから目的の値を選択することも、値フィールドをダブルクリックして設定値を切り替えることもできます。
プロパティの編集
Tab
キーを押すたびに、左側のプロパティ名フィールドと右側の値フィールドが切り替わります。カーソルがプロパティ名フィールドにあるとき、プロパティ名の最初の文字を入力すると、目的のプロパティに移動できます。
- プロパティ名の横にプラス記号()が表示される場合は、そのプロパティにフォーカスがあるときに、 をクリックするか、プロパティ名フィールドで「+」と入力すると、そのプロパティのサブ値のリストが表示されます。同様に、プロパティ名の横にマイナス記号()が表示される場合は、その をクリックするか、プロパティ名フィールドで「-」と入力すると、サブ値が非表示になります。
メモ: デフォルトでは、Legacy カテゴリに属するプロパティは表示されません。表示フィルタを変更するには、[オブジェクト インスペクタ]で右クリックし、[表示する項目]を選択します。
詳細については、「使い方のヒント」を参照してください。
実行時でのプロパティの設定
ソース コードを編集することにより、書き込み可能なプロパティを実行時に設定できます。
たとえば、次のように、フォームのキャプションを動的に割り当てることができます。
Delphi の場合:
procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject);
begin
Form1.Caption := 'MyString';
end;
C++ の場合:
void __fastcall TForm1::FormCreate(TObject *Sender)
{
Form1->Caption = "MyString";
}
イベントの設定
- フォームで、オブジェクトを 1 回クリックして選択します。
- [オブジェクト インスペクタ]で[イベント]タブをクリックします。
- イベント ハンドラが既に存在する場合は、それをドロップダウン ボックスから選択します。そうでない場合は、イベントをダブルクリックして、コード ビューに切り替えます。
- イベントの発生時に実行するコードを入力します。
詳細については、「[イベント]ページ」および「イベント ハンドラ」を参照してください。