リスト ボックスとコンボ ボックスでのデータの表示と編集
単一レコードの表示 への移動
実行時に一連のデフォルト データ値を選択肢としてユーザーに提供するデータ コントロールには、次の 4 種類があります。標準のリスト ボックス コントロールおよびコンボ ボックス コントロールの、データベース対応版です。
- Vcl.DBCtrls.TDBListBox。項目をスクロール可能なリストとして表示します。ユーザーはその中から項目を選択して、データ フィールドに入力することができます。データベース対応リスト ボックスには、現在のレコードのフィールドのデフォルト値が表示され、リスト内の対応する項目が強調表示されます。行の現在のフィールド値がリストに含まれていない場合は、リスト ボックスのどの値も強調表示されません。ユーザーがリスト項目を選択すると、背後にあるデータセットの対応するフィールド値が変更されます。
- Vcl.DBCtrls.TDBComboBox。データベース対応編集コントロールとドロップダウン リストの機能を組み合わせたものです。実行時にドロップダウン リストが表示され、ユーザーは一連の定義済みの値から選択することができます。また、まったく異なる値を入力することもできます。
- Vcl.DBCtrls.TDBLookupListBox。TDBListBox の動作とほとんど同じですが、別のデータセットでルックアップした項目がリストに表示される点が異なります。
- Vcl.DBCtrls.TDBLookupComboBox。TDBComboBox の動作とほとんど同じですが、別のデータセットでルックアップした項目がリストに表示される点が異なります。
これらのコンポーネントについては、以下のトピックで詳しく説明します。
メモ: 実行時には、インクリメンタル サーチによってリスト ボックスの項目を探すことができます。コントロールにフォーカスがあるときに、たとえば 'ROB' と入力すると、リスト ボックス内の 'ROB' という文字で始まる最初の項目が選択されます。さらに 'E' と入力すると、'ROBE' で始まる最初の項目('Robert Johnson' など)が選択されます。この検索では大文字/小文字が区別されません。
Backspace
やEsc
を押すか、キー入力の間が 2 秒以上空くと、現在の検索文字列は取り消されます(ただし選択された項目は変わりません)。