Mac と PC を連携させる
目次
macOS や iOS のアプリケーションを RAD Studio で開発するには、PC と Mac の両方と連携をとる必要があります: つまり、アプリケーションを開発するのは PC 上で、Mac を使用して Apple 社から必要なライセンスを取得し、アプリケーションをビルドするための SDK を入手します。アプリケーションを実行するのは、Mac または Mac に接続した iOS デバイスです。 このため、使用している PC と Mac の間のライブ ネットワーク接続が必要です。
両方のシステムを連携させるように開発環境を構成するには、いくつかの選択肢があります。
また、MacinCloud ホスティング サービスを利用することも可能です。
Mac を稼働させ PC からリモートで Mac にアクセスする
以下のいずれかのソフトウェア ソリューションを使用すれば、開発用 PC をネットワーク上の Mac に接続できます。
- SSH(セキュア シェル)。 PuTTYという無償バージョンがあります(
Plink.exe
を含む)。 - VNC(仮想ネットワーク コンピューティング)。 以下の 2 つの無償バージョンがあります。
「PC と Mac 間でのファイルの共有」も参照してください。
両方のシステムを並行して実行する
開発用 PC と Mac を同時に並行して動作させることができます。各システムに、専用のマウス、キーボード、ディスプレイを用意します。
Synergy などのソリューションを使用すれば、ネットワーク接続された両方のシステムで同じマウスとキーボードを共有できます。
「PC と Mac 間でのファイルの共有」も参照してください。
Mac 上で Windows を仮想化する
RAD Studio のサポート プラットフォームで Windows 以外を選ぶ場合、開発マシンとして PC を使用する代わりに macOS システムを使用して、そのプラットフォーム向けのアプリケーションを開発できます。つまり、VMWare Fusion などの製品を使用して、Mac 上で Windows を仮想化し RAD Studio の開発プラットフォームとすることができます。
仮想化ソフトウェアには、一般にファイル共有機能が用意されており、Mac と Windows 間でファイルをコピーできます。
MacinCloud ホスティング サービスを利用する
MacinCloud はリモート コンピュータ レンタル サービスで、これを利用すると、借りた Mac サーバーにインターネットを通じてアクセスできるため、自分の Mac がない場合でも macOS アプリケーションのビルド、デバッグ、配置を行えます。
MacinCloud ホスティング サービスの情報については、http://www.macincloud.com/ を参照してください。