TApplication による VCL ヘルプの処理方法

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VCL の Vcl.Forms.TApplication クラスには、アプリケーション コードからアクセスできる以下の 4 つのメソッドが用意されています。

  • HelpCommand -- Windows ヘルプ スタイル HELP_COMMAND を受け取り、それを外部ヘルプ ビューア アプリケーションに渡します。このヘルプ ビューアのインターフェイスは、アプリケーションの uses 句で指定されたパッケージに定義されています。このメカニズムを通じて転送されたヘルプ要求は、ISpecialWinHelpViewer の実装にのみ渡されます。
Windows HTML ヘルプの場合は、Vcl.HtmlHelpViewer ユニットを指定する必要があります。Vcl.HtmlHelpViewer ユニットには、Windows のネイティブ ヘルプ処理関数 HTMLHelp に対する Delphi インターフェイスが用意されています。C++ の場合は、Vcl.HtmlHelpViewer.hpp ヘッダー ファイルをインクルードする必要があります。HTMLHelp や他のネイティブ ヘルプ処理関数およびそれらに渡されるデータについては、MSDN ライブラリで HTMLHelp に関する適切なトピックを参照してください。
  • HelpContext -- コンテキストベースのヘルプ要求でヘルプ システムを起動します。
  • HelpKeyword -- キーワードベースのヘルプ要求でヘルプ システムを起動します。
  • HelpJump -- 特定のトピックの表示を要求します。

これら 4 つの関数はすべて、渡されたデータを受け取り、それを TApplication のデータ メンバ(ヘルプ システムを表すメンバ)を通じて転送します。このデータ メンバには、Vcl.Forms.TApplication.HelpSystem プロパティで直接アクセスできます。

関連項目