textcolor
conio.h:インデックス への移動
ヘッダーファイル
conio.h
カテゴリ
コンソール入出力ルーチン
プロトタイプ
void textcolor(int newcolor);
説明
テキストモードの新しい文字色を選択します。
メモ: Win32 GUI アプリケーションでは,この関数を使用しないでください。
textcolor は,文字の前景色を選択します。この関数は,コンソール出力関数に対して機能します。newcolor は,新しい前景色を選択します。newcolor は,次の表で指定されている整数,または conio.h で定義されているシンボル定数のいずれかに設定できます。シンボル定数を使用する場合は,conio.h をインクルードする必要があります。
textcolor を呼び出すと,それ以降のダイレクトビデオ出力を使用する関数(cprintf など)では,新しい色が使用されます。textcolor は,現在画面上にある文字には影響しません。
次の表に,使用できる色のシンボル定数と数値を示します。
BLACK(黒) |
0 |
BLUE(青) |
1 |
GREEN(緑) |
2 |
CYAN(シアン) |
3 |
RED(赤) |
4 |
MAGENTA(マゼンタ) |
5 |
BROWN(茶) |
6 |
LIGHTGRAY(明るい灰色) |
7 |
DARKGRAY(暗い灰色) |
8 |
LIGHTBLUE(明るい青) |
9 |
LIGHTGREEN(明るい緑) |
10 |
LIGHTCYAN(明るいシアン) |
11 |
LIGHTRED(明るい赤) |
12 |
LIGHTMAGENTA(明るいマゼンタ) |
13 |
YELLOW(黄) |
14 |
WHITE(白) |
15 |
BLINK(点滅) |
128 |
前景色に 128 を追加すると,文字を点滅させることができます。定数 BLINK は,この目的のために定義されています。
例を示します。
textcolor(CYAN + BLINK);
メモ: モニタの中には,8 つの「明るい」色(8 ~ 15)の作成に使用される輝度信号を認識しないものがあります。このようなモニタでは,明るい色は「暗い」色(0 ~ 7)と同じ色として表示されます。また,カラー表示を行わないシステムでも,これらの数値が単色の濃淡,特別なパターン,または特別な属性(下線,太字,斜体など)として処理されます。このようなシステムでの実際の表示は,ハードウェアに依存します。
戻り値
なし。
移植性
POSIX | Win32 | ANSI C | ANSI C++ |
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+ |