クライアントデータセットでデータプロバイダを使用する
クライアントデータセットでは,次の場合にプロバイダを使用して,データを与え,更新を適用します。
- データベースサーバーまたはほかのデータセットからの更新をキャッシュする
- データを XML ドキュメントで表す
- 多層アプリケーションのクライアント部分のデータを格納する
TClientDataSet 以外のクライアントデータセットに対して,このプロバイダは内部にあり,したがって,アプリケーションから直接にアクセスすることはできません。TClientDataSet では,プロバイダはクライアントデータセットを外部データソースにリンクする外部コンポーネントです。
外部プロバイダコンポーネントは,クライアントデータセットとして同じアプリケーション内に常駐するか,別のシステム上で動作している別のアプリケーションの一部であることもできます。プロバイダコンポーネントについては,「プロバイダコンポーネントの使い方」を参照してください。プロバイダがほかのシステム上の別のアプリケーションにあるアプリケーションの詳細は,「多層アプリケーションの作成」を参照してください。
(内部または外部)プロバイダを使用する場合,クライアントデータセットは常にキャッシュアップデートを実行します。この機能の詳細は,「クライアントデータセットをキャッシュアップデートに使用する」を参照してください。
以下のトピックでは,プロバイダを操作できるクライアントデータセットの追加プロパティとメソッドについて説明します。
- プロバイダを指定する
- ソースデータセットまたはドキュメントにデータを要求する
- ソースデータセットからパラメータを取得する
- ソースデータセットにパラメータを渡す
- サーバーからの制約を処理する
- レコードの最新状態への更新
- カスタムイベントでプロバイダと通信する
- ソースデータセットのオーバーライド