コントロールのメッセージ ハンドラの直接呼び出し
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時には、メッセージへの応答が必要なコントロールが 1 つしかないこともあります。 メッセージを受信しなければならないコントロールがわかっている場合は、そのコントロールの Perform メソッドを呼び出すことが最も簡単かつ最も直接的なメッセージ送信方法です。
コントロールの Perform メソッドを呼び出す主な理由は、次のように、2 つあります。
- コントロールが標準の Windows メッセージ(または他のメッセージ)に対して行うのと同じ応答をトリガする必要があります。たとえば、グリッド コントロールがキー入力メッセージを受信すると、そのグリッド コントロールはインライン編集コントロールを作成したあと、受け取ったキー入力メッセージをこの編集コントロールに送信します。
- 通知先のコントロールがわかっていても、そのコントロールの型がわからない場合があります。 目的とするコントロールの型がわからないので、そのコントロールに特化したメソッドを使用することはできませんが、すべてのコントロールがメッセージ処理機能を備えているので、いつでもメッセージを送信できます。 送信されたメッセージのメッセージ ハンドラがコントロールにある場合は、コントロールが適切な応答を返します。 それ以外の場合、コントロールは、送信されたメッセージを無視し、0 を返します。
Perform メソッドを呼び出す場合は、メッセージ レコードを作成する必要はありません。メッセージ識別子 WParam および LParam をパラメータとして渡すだけです。Perform メソッドはメッセージの結果を返します。