ソース コードを整形する
Delphi や C++ コードをコード エディタで編集するとき、[ソースの整形]コンテキスト メニュー コマンドを使用して、ソース コードを整形できます。
[オプション]ダイアログ ボックスの[フォーマッタ]グループ([ツール|オプション...])で、[インデント]、[スペース]、[改行]および[大文字表記]の整形オプションを設定できます。
[Delphi]や[C++]グループで、Delphi や C++ ソース コード ファイルの個別の整形オプションを指定します。
ソース コード フォーマッタでは、指定したオプションだけに基づいて整形されることに注意してください。 コード エディタで手動で実行したすべての整形は完全に上書きされます。
目次
フォーマッタを有効にするには:
- [ツール|オプション...]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスの左ペインにあるツリーで、[フォーマッタ]ノードを展開します。
- [プロファイルと状態]ノードを選択します。[フォーマッタのプロファイルと状態]ページが開きます。
- [フォーマッタを有効にする]をオンにします。
- [OK] をクリックします。 ソース コードの整形コマンドが有効になります。 つまり、該当するメニュー(コンテキスト メニューを含む)に[ソースの整形]コマンドと[プロジェクト ソースを整形...]コマンドが表示され、使用可能になります。
-
- [プロファイルと状態]ページでさらに実行できるのは、フォーマッタ オプションの各セットの管理(フォーマッタ オプションを保存した構成ファイルを使用)、および整形処理の前における[確認]メッセージ表示の切替え(有効/無効)です。
フォーマッタ オプションをカスタマイズするには:
- [ツール|オプション...]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスの左ペインにあるツリーで、[フォーマッタ]ノードを展開します。 [C++]と[Delphi]のサブツリーが開きます。
- [C++]サブツリーには、[インデント]、[スペース]、[改行]、[整列]の各オプション グループがあります。 [C++]の各オプションは C++ プロジェクトで、次の拡張子の C/C++ ソース コード ファイルを整形するために使用されます (
*.cpp
、*.cxx
、*.cc
、*.c
、*.hpp
、*.hxx
、*.hh
、*.h
)。 - [Delphi]には[インデント]、[スペース]、[改行]、[大文字表記]、[整列]の各オプション グループがあります。 [Delphi]の各オプションは Delphi プロジェクトで、次の拡張子の Delphi ソース コード ファイルを整形するために使用されます (
*.pas
、*.dpr
、*.dpk
、*.dpkw
、*.inc
)。
- [C++]サブツリーには、[インデント]、[スペース]、[改行]、[整列]の各オプション グループがあります。 [C++]の各オプションは C++ プロジェクトで、次の拡張子の C/C++ ソース コード ファイルを整形するために使用されます (
- オプションのグループを選択します。右ペインに選択したグループのオプションが表示されます。
- 任意のオプションを選択します。このオプションの詳細説明が右ペインの下の部分に表示されます。
- オプションの値を変更する(またはオプションで利用可能なすべての値を表示する)には、オプション行の右の列をクリックし、表示されたドロップダウン矢印をクリックします。 すべての可能な値のリストが開きます。
- 必要な値を選択します。
- [OK] をクリックします。 フォーマッタ オプションの指定セットは、ソース コード フォーマッタで使用されます。
ソース コード ファイルを整形するには:
- 対象の Delphi または C++ ソース コード ファイルをコード エディタで開きます。
- 対象の整形オプションを設定します(必要な場合)。
- コード エディタで右クリックし、コンテキスト メニューから[ソースの整形]コマンド(または[編集|ソースの整形]メニュー コマンド)を選択します。
- [確認]ダイアログが表示されたら、[はい]をクリックします。
- コード エディタ ペインの表示が更新され、指定されたフォーマッタ オプションに従って整形されたソース コードが表示されます。
ソース コード ブロックを整形するには:
- 対象の Delphi または C++ ソース コード ファイルをコード エディタで開きます。
- 対象の整形オプションを設定します(必要な場合)。
- コード ブロックを選択します。
- 選択したブロックで右クリックし、コンテキスト メニューから[ソースの整形]コマンド(または[編集|ソースの整形]メニュー コマンド)を選択します。
- [確認]ダイアログが表示されたら、[はい]をクリックします。
- コード エディタ ペインの表示が更新され、指定されたフォーマッタ オプションに従って整形された選択ブロックが表示されます。 選択ブロックだけが整形され、更新されます。
プロジェクトでソース コード ファイルを整形するには:
- [プロジェクト マネージャ]で、アクティブにするプロジェクトを選択します。
- [プロジェクト ソースを整形...]コマンドを実行します。
- [プロジェクト マネージャ]で右クリックし、コンテキスト メニューから[プロジェクト ソースを整形...]コマンドを選択します。あるいは、
- [プロジェクト|プロジェクト ソースを整形...]メニュー コマンドを選択します。
- [プロジェクト ソースの整形]ダイアログ ボックス(確認)が表示されたら、[OK]をクリックします。
フォーマッタにより、このプロジェクトにあるすべてのソース コード ファイルのソースが整形され、変更したソース コードでファイルが更新されます。
フォーマッタ プロファイルを使用するには:
- [ツール|オプション...]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスの左ペインにあるツリーで、[フォーマッタ]ノードを展開します。
- [プロファイルと状態]ノードを選択します。[フォーマッタのプロファイルと状態]ページが開きます。
- [プロファイルの選択]グループで、[プロファイル]内をクリックして、利用可能なプロファイルのリストを表示し、プロファイルを選択します。 選択プロファイル名は[プロファイル]に表示されます。
-
- プロファイルは、フォーマッタ オプションが保存された特別な種類のファイルです。 [プロファイル]リストで表示されるには、次の条件が必要です。
Formatter_*.config
ファイル マスクに一致する- RAD Studio 作業ディレクトリ(
C:\Users\<username>\AppData\Roaming\Embarcadero\BDS\18.0
)にある。
- プロファイルは、フォーマッタ オプションが保存された特別な種類のファイルです。 [プロファイル]リストで表示されるには、次の条件が必要です。
-
- プロファイルの標準セットには、
Formatter_Compact.config
、Formatter_Default.config
およびFormatter_Wide.config
が含まれます。
- プロファイルの標準セットには、
-
- プロファイルに保存されたフォーマッタ オプションのセットは、フォーマッタ プロファイルとして扱うことができます。
- [適用] をクリックします。 選択したプロファイルに保存されているフォーマッタ オプションのセットが、アクティブなフォーマッタ オプションになります。 つまり、選択プロファイルからフォーマッタ プロファイルを読み込むことができます。
フォーマッタ オプションのカスタマイズ セットをファイルに保存するには:
- [ツール|オプション...]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスの左ペインにあるツリーで、[フォーマッタ]ノードを展開します。 フォーマッタ オプションを、「フォーマッタ オプションをカスタマイズするには:」セクションでの説明を参考に、カスタマイズします。
- [プロファイルと状態]ノードを選択します。[フォーマッタのプロファイルと状態]ページが開きます。 [名前を付けて保存...]をクリックします。 [フォーマッタ プロファイルの保存]ダイアログ ボックスが開きます。
- デフォルトでは、RAD Studio の作業ディレクトリがファイル保存の場所として示されます。
- デフォルトでは、[ファイルの種類]のファイル マスクは
[プロファイル (Formatter_*.config)]
です。
- [ファイル名]で、フォーマッタ オプションの現在のセットを保存するファイルの名前を指定します。
- [保存]をクリックします。
-
- フォーマッタ オプションのカスタマイズ セットは指定ファイルに保存されます。
ファイルからフォーマッタ オプションのセットを読み込むには:
- [ツール|オプション...]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスの左ペインにあるツリーで、[フォーマッタ]ノードを展開します。
- [プロファイルと状態]ノードを選択します。[フォーマッタのプロファイルと状態]ページが開きます。 [読み込み...]をクリックします。 [フォーマッタ プロファイルの読み込み]ダイアログ ボックスが開きます。
- デフォルトでは、RAD Studio の作業ディレクトリがファイルを読み込む場所として示されます。
- デフォルトで、[ファイルの種類]のファイル マスクは
[プロファイル (Formatter_*.config)]
です。
-
- RAD Studio の作業ディレクトリにある、このファイル マスクのファイルはいわゆるプロファイルです。 したがって、デフォルトでは、メイン ページのファイル リストに既存のプロファイルだけが表示されます。 フォーマッタ オプションを保存している他のファイルを表示するには、[ファイルの種類]フィルタで、
[構成ファイル (*.config)]
を選択します。
- RAD Studio の作業ディレクトリにある、このファイル マスクのファイルはいわゆるプロファイルです。 したがって、デフォルトでは、メイン ページのファイル リストに既存のプロファイルだけが表示されます。 フォーマッタ オプションを保存している他のファイルを表示するには、[ファイルの種類]フィルタで、
- [ファイル名]でフォーマッタ オプションの保存セットを読み込む元のファイル名を指定します。
- [開く]をクリックします。 指定したファイルに保存されたフォーマッタ オプションのセットが読み込まれ、現在のセットになります。