デフォルトのプロパティ値
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プロパティを宣言するときに、そのデフォルト値を指定することができます。VCL では、デフォルト値を使用して、プロパティをフォーム ファイルに保存するかどうかを判断します。
プロパティのデフォルト値を指定するには、プロパティの宣言(または再宣言)の末尾に default 指令を付け加え、その後にデフォルト値を指定します。たとえば以下のようにします。
property Cool Boolean read GetCool write SetCool default True;
__property bool IsTrue = {read=GetIsTrue, write=SetIsTrue, default=true};
メモ: デフォルト値を宣言しても、プロパティがその値に設定されるわけではありません。コンポーネントのコンストラクタ メソッドでは、適宜、プロパティ値を初期化しなければなりません。ただし、オブジェクトではフィールドが常に 0 に初期化されるため、コンストラクタ側で整数プロパティを 0 に、文字列プロパティを空文字列に、論理型プロパティを False に、それぞれ設定する必要は必ずしもありません。
プロパティと格納指定子(stored、default、nodefault)の詳細については、「プロパティ」のトピックを参照してください。