データベースの識別
TDatabase を使用したデータベースへの接続:インデックス への移動
メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。
AliasName と DriverName は互いに排他的なプロパティであり、TDatabase コンポーネントが接続するデータベース サーバーを識別します。
AliasName は、データベース コンポーネントで使用する既存の BDE エイリアスの名前を示します。BDE エイリアスは、特定のデータベース コンポーネントにリンクできるように、データセット コンポーネントの以降のドロップダウン リストに表示されます。データベース コンポーネントに AliasName を指定すると、DriverName に既に割り当てられている値がクリアされます。これは、ドライバ名は常に BDE エイリアスの一部であるからです。
BDE エイリアスを作成および編集するには、データベース エクスプローラを使用します 。BDE エイリアスの作成および管理の詳細については、これらのユーティリティのオンライン ドキュメントを参照してください。
DriverName は、BDE ドライバの名前です。ドライバ名は BDE エイリアスのパラメータの 1 つですが、DatabaseName プロパティを使用してデータベース コンポーネントのローカル BDE エイリアスを作成する場合は、エイリアスの代わりにドライバ名を指定することもできます。DriverName を指定すると、AliasName に既に割り当てられている値がクリアされます。これは、AliasName で識別される BDE エイリアスの一部であるドライバ名と、指定したドライバ名が競合する可能性を回避するためです。
DatabaseName には、データベース接続に独自の名前を指定できます。指定する名前は AliasName または DriverName とは別の名前であり、アプリケーションに対してローカルになります。DatabaseName には、BDE エイリアスか、または Paradox ファイルと dBASE ファイルの場合は完全修飾パス名を指定できます。AliasName と同様に、DatabaseName は、データセット コンポーネントの以降のドロップダウン リストに表示され、データベース コンポーネントとリンクできます。
設計時に、BDE エイリアスの指定、BDE ドライバの割り当て、またはローカル BDE エイリアスの作成を行うには、データベース コンポーネントをダブルクリックして、データベース プロパティ エディタを起動します。
DatabaseName は、プロパティ エディタの [名前] 編集ボックスで入力できます。Alias プロパティ用の [エイリアス名] コンボ ボックスでは、既存の BDE エイリアス名を入力するか、またはドロップダウン リストから既存のエイリアスを選択できます。DriverName プロパティ用の [ドライバ名] コンボ ボックスでは、既存の BDE ドライバの名前を入力するか、またはドロップダウン リストから既存のドライバ名を選択できます。
メモ: データベース プロパティ エディタでは、BDE の接続パラメータの表示と設定、および LoginPrompt プロパティと KeepConnection プロパティの状態の設定を行うことができます。接続パラメータの詳細については、「BDE エイリアスのパラメータの設定」を参照してください。LoginPrompt の詳細については、「サーバー ログインの制御」を参照してください。KeepConnection の詳細については、「TDatabase を使用した接続の確立」を参照してください。