パス変数(FireDAC)
FireDAC では、次のようなパス内で置換変数を使用することができます。
- ローカル データベース接続パスを示す Database 接続パラメータ
- TFDScript の SQLScriptFileName プロパティ
- TADMoniFlatFileClientLink の FileName プロパティ
- TFDManager の ConnectionDefFileName プロパティ
- TFDManager の DriverDefFileName プロパティ
- InterBase および Firebird サービス コンポーネントの Database プロパティおよび BackupFiles プロパティ
文字列値には、$(変数名) という形式の置換変数を含めることができます。次のような変数名があらかじめ定義されています。
- DOC -- ドキュメント フォルダのパス
- TEMP -- 一時ファイル フォルダのパス
- RUN -- アプリケーション実行可能ファイルのパス
- RAND -- ランダムな整数
- NEXT -- 指定されたパス内の次の整数
さらに、変数は環境変数の名前でもかまいません。
どの変数値にも最後のスラッシュは含めません。文字列値には、スラッシュとバック スラッシュのどちらも使用できます。FireDAC では、スラッシュおよびバック スラッシュをプラットフォームに応じた適切な値に置き換えます。
例
iOS デバイス上の SQLite DB のパス
$(DOC)/test.sdb
一時 DB のパス
$(TEMP)\data.sdb
インクリメンタル DB バックアップ ファイルのパス
/tmp/addemo$(NEXT).bck
追跡ファイルのパス
c:\temp\trace$(NEXT).txt