オーディオ クリップまたはビデオ クリップの追加の例(VCL のみ)
この例では、マルチメディア広告の AVI ビデオ クリップを実行します。
この例を実行するには、まず新規プロジェクトを作成して Unit1.pas ファイルを FrmAd.pas として保存し、Project1.dpr ファイルを DelphiAd.dpr として保存します。その後、以下を実行してください。
- [ツール パレット]の[System]カテゴリで[TMediaPlayer]のアイコンをダブルクリックします。
- [オブジェクト インスペクタ]を使って、メディア プレーヤーの[Name]プロパティを「VideoPlayer1」に設定します。
- [DeviceType]プロパティを選択し、ドロップダウン リストから[dtAVIVideo]を選択します。
- [FileName]プロパティを選択し、参照([...])ボタンをクリックし、AVI ファイルを探して選択します。 [ファイルを開く]ダイアログの[開く]をクリックします。
- [AutoOpen]プロパティを[True]に、[Visible]プロパティを[False]に設定します。
- [ツール パレット]の[Win32]カテゴリで[TAnimate]のアイコンをダブルクリックします。 [AutoSize]プロパティを[False]に、[Height]プロパティを「175」に、[Width]プロパティを「200」に設定します。 アニメーション コントロールをクリックしてフォームの左上の角にドラッグします。
- メディア プレーヤーをクリックしてフォーカスを戻します。 [Display]プロパティを選択し、ドロップダウン リストから[Animate1]を選択します。
- フォームをクリックしてフォーカスを当て、[Name]プロパティを選択して「Delphi_Ad」と入力します。 アニメーション コントロールに合わせてフォームのサイズを変更します。
- フォームの[OnActivate]イベントをダブルクリックし、フォームにフォーカスが当たったときに AVI ビデオを実行するための次のコードを記述します。
VideoPlayer1.Play;
- [実行|実行]を選択して AVI ビデオを実行します。
メモ: Windows Vista と Windows 7 のどちらかを使用している場合は、CommonAVI(Vcl.ComCtrls.TAnimateParams.CommonAVI など)が正常に動作するよう、
uses
句に ShellAnimations を追加する(Delphi の場合)か、#include
で ShellAnimations をインクルードする(C++ の場合)必要があります。 この追加で、Windows XP のものと似た AVI リソースがリンクされます。