クリップボード オブジェクトの追加
コントロール内のテキストの操作 への移動
ほとんどのテキスト処理アプリケーションは、選択したテキストを文書間で(異なるアプリケーションの文書の場合も含む)移動する手段を備えています。TClipboard オブジェクトは、クリップボード(Windows のクリップボードなど)をカプセル化したもので、テキスト(およびグラフィックなどその他の形式)の切り取り、コピー、貼り付けのためのメソッドが含まれています。Clipboard オブジェクトは Clipbrd ユニットで宣言されています。
クリップボード オブジェクトをアプリケーションに追加するには(Delphi):
- クリップボードを使用するユニットを選択します。
- 予約語 implementation を検索します。
- implementation の下の uses 句に Clipbrd を追加します。
- implementation 部に既に uses 句がある場合は、Clipbrd をその末尾に追加します。
- まだ uses 句がない場合は、次の記述を追加します。
uses Clipbrd;
たとえば、子ウィンドウを持つアプリケーションの場合、ユニットの implementation 部の uses 句は次のようになります。
uses
MDIFrame, Clipbrd;
クリップボード オブジェクトをアプリケーションに追加するには(C++):
- クリップボードを使用するユニットを選択します。
- フォームのヘッダー ファイル(
.h
)に次の記述を追加します。
#include <vcl\Clipbrd.hpp>