タイプ ライブラリの配置

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デフォルトでは、オートメーション サーバー プロジェクトの一部として作成されたタイプ ライブラリがある場合、そのタイプ ライブラリはリソースとして .DLL ファイル、.OCX ファイル、.EXE ファイルのいずれかの内部に自動的にリンクされます。

ただし、Delphi がタイプ ライブラリを維持管理するので、必要に応じて、タイプ ライブラリを別個の .TLB ファイルとしてアプリケーションと共に配置することもできます。

従来、オートメーション アプリケーションのタイプ ライブラリは、.TLB 拡張子の付いた別個のファイルとして格納されていました。 現在、標準的なオートメーション アプリケーションでは、タイプ ライブラリを .OCX ファイルまたは .EXE ファイルに直接コンパイルします。 オペレーティング システムでは、タイプ ライブラリを実行可能ファイル(.DLL、.OCX、.EXE のいずれか)内の最初のリソースと想定します。

プロジェクトの主要なタイプ ライブラリ以外のタイプ ライブラリをアプリケーション開発者側で使用できるようにする場合は、タイプ ライブラリを以下のどちらの形式にすることもできます。

  • スタンドアロンのバイナリ ファイル。 タイプ ライブラリ エディタで出力される .TLB ファイルはバイナリ ファイルです。
  • リソース。このリソースは TYPELIB 型でなければならず、整数の ID が必要です。タイプ ライブラリをリソース コンパイラでビルドする場合は、リソース(.RC)ファイル内で次のように宣言する必要があります。
1 typelib mylib1.tlb
2 typelib mylib2.tlb

関連項目