ツールバーの表示/非表示の切り替え

提供: RAD Studio
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多くの場合、アプリケーションに複数のツールバーが必要でも、すべてを同時に表示するとフォームが雑然とした状態になるので、好ましくありません。あるいは、ツールバーを表示するかどうかをユーザーの判断に任せる場合もあります。コンポーネントの場合と同様に、ツールバーも実行時に必要に応じて表示/非表示を切り替えることができます。

実行時にツールバーを表示または非表示にするには、ツールバーの Visible プロパティをそれぞれ True または False に設定します。これは、通常、特定のユーザー イベントやアプリケーションの操作モードの変更に応じて行います。そのためには、一般に、各ツールバーに "閉じる" ボタンを付けます。ユーザーがそのボタンをクリックすると、対応するツールバーがアプリケーションで非表示になります。

また、ツールバーを切り替える手段を提供することもできます。次の例では、メイン ツールバーのボタンからペンのツールバーに切り替えられています。クリックするたびにボタンが押されたり放されたりするので、OnClick イベント ハンドラでは、ボタンが押し下げられているか押し上げられているかによってペン ツールバーを表示または非表示にすることができます。

procedure TForm1.PenButtonClick(Sender: TObject);
begin
  PenBar.Visible := PenButton.Down;
end;
void __fastcall TForm1::PenButtonClick(TObject *Sender) 
{
    PenBar->Visible = PenButton->Down;
}

関連項目