デフォルト アクション項目の選択
アクション項目の起動タイミングの決定 への移動
アクション項目のうち 1 つだけをデフォルト アクション項目にすることができます。デフォルト アクション項目を選択するには、項目の Default プロパティを True に設定します。アクション項目の Default プロパティを True に設定すると、それまでにデフォルトとして選択されていたアクション項目があれば、その Default プロパティは False に設定されます。
ディスパッチャは、要求を処理するアクション項目をアクション項目リストから検索するときに、デフォルトのアクション項目の名前を格納しておきます。そして、アクション項目リストの末尾に達しても要求の処理が完全に終わらなければ、デフォルトのアクション項目を実行します。
ディスパッチャは、デフォルト アクション項目の PathInfo や MethodType は確認しません。デフォルト アクション項目の Enabled プロパティすら確認しません。そのため、デフォルト アクション項目の Enabled プロパティを False に設定することで、最後にならなければデフォルト アクション項目が呼び出されないようにすることができます。
デフォルト アクション項目は、見つかったどのような要求でもすべて処理できるように準備しておかなければなりません。それが、URI や MethodType が無効であることを示すエラー コードを返すだけの処理だとしてもです。デフォルト アクション項目が要求を処理しなければ、Web クライアントに応答が送信されません。
警告: 実行中にアクションの Default プロパティを変更すると、現在の要求に対して予想外の結果が生じることがあります。既に起動しているアクションの Default プロパティを True に設定した場合、そのアクションは再評価されず、アクション リストの末尾に達してもディスパッチャはそのアクションを起動しません。