データベース アプリケーションを作成する
アプリケーション、コンポーネント、ライブラリの構築:インデックス への移動
ツールを使用して Oracle、Sybase、InterBase、MySQL、MS SQL、Informix、PostgreSQL、DB2 などの SQL サーバー/データベースに接続しつつアプリケーション間の透過的なデータ共有を実現することで、高度なデータベース アプリケーションを作成できます。
ツール パレットには、データベースにアクセスしたりそこに格納されている情報を表現するためのコンポーネントが多数含まれています。 これらのデータベース コンポーネントは、データ アクセス メカニズムおよび機能に従って次のように分類されます。
ツール パレットのデータベース関連ページ:
パレット ページ名 | 内容 |
---|---|
[BDE] |
データベースとやり取りするための大規模な API である BDE(Borland Database Engine)を使用するコンポーネント。 BDE では、さまざまな機能をサポートしており、データベース デスクトップやデータベース エクスプローラなどの非常に有用なユーティリティが付属しています。 詳細は、「ボーランド データベース エンジンの使い方」を参照。 注意: BDE(Borland Database Engine)は非推奨になったため、今後は機能強化されません。 たとえば、BDE では Unicode はサポートされません。 BDE を使用した新規開発はしないことをお勧めします。 既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。 |
ADO |
Microsoft により開発された ADO(ActiveX Data Objects)を使用してデータベース情報にアクセスするコンポーネント。 さまざまなデータベース サーバーに接続するための多数の ADO ドライバが用意されています。 ADO ベースのコンポーネントにより、アプリケーションを ADO ベースの環境に統合することができます。 詳細は、「ADO コンポーネントの操作」を参照。 |
dbExpress |
データベース情報にアクセスするために dbExpress を使用するコンポーネント。 dbExpress ドライバによりデータベースへの高速アクセスが可能ですが、更新を実行するには TClientDataSet および TDataSetProvider と一緒に使用する必要があります。 詳細は、「DbExpress データセットの使い方」を参照。 |
InterBase |
別個のエンジン レイヤを介さずに InterBase データベースに直接アクセスするコンポーネント。 |
[Data Access] |
TClientDataSet や TDataSetProvider などの、任意のデータ アクセス メカニズムで使用できるコンポーネント。 クライアント データセットの詳細は、「クライアント データセットの使い方:概要」を参照。 プロバイダの詳細は、「プロバイダ コンポーネントの使い方」を参照。 |
データ コントロール |
データ ソース内の情報にアクセスできるデータ対応コントロール。 詳細は、「データ コントロールの使い方」を参照。 |
データベース アプリケーションを設計する際は、どのデータ アクセス メカニズムを使用するかを決定する必要があります。 サポートされる機能の範囲、配置のしやすさ、さまざまなデータベース サーバーをサポートするドライバが用意されているかどうかは、データ アクセス メカニズムごとに異なります。
利用できるデータベース サポートの詳細やデータベース クライアント アプリケーションおよびアプリケーション サーバーを設計する際の検討事項については、「データベース アプリケーションの設計:概要」を参照してください。
メモ: Delphi のすべてのエディションにデータベース サポートが付属しているわけではありません。
メモ: C++Builder のすべてのエディションにデータベース サポートが付属しているわけではありません。