バックグラウンド コンパイル
アプリケーションのコンパイル、ビルド、実行:インデックス への移動
Delphi コンパイラと C++ コンパイラでは、バックグラウンド コンパイルを行えるようになりました。つまり、コンパイルを別個の並列スレッドとして実行開始し、プロジェクトのコンパイル中も IDE で作業を続けることができます。
ビデオ『How To Run Your Delphi Compiler In the Background』では、バックグラウンドでコンパイルを実行する方法を示します。
バックグラウンド コンパイルを有効にするには、[バックグラウンド コンパイル]チェックボックス([ツール > オプション... > 環境オプション]ダイアログ ボックス)にチェックをつけます。バックグラウンド コンパイル スレッドの優先度を[低]、[中]、[高]などの 5 段階で指定できます。 推奨される(デフォルトの)優先度は[中]です。 バックグラウンド コンパイルが有効になると、IDE で起動するほぼすべての[ビルド]コマンドまたは[コンパイル]コマンドはバックグラウンド スレッドとして実行されます。
(バックグラウンド コンパイルが有効な場合でも)フォアグラウンド コンパイルのみ行うコマンドは以下のとおりです。
バックグラウンド コンパイル中に作業可能
バックグラウンド コンパイルの実行中も IDE で作業を続けることができます。 たとえば、ファイルの編集(コンパイル中のファイルも可)やブレークポイントの設定と変更などが可能です。
バックグラウンド コンパイル時の制限事項
バックグラウンド コンパイルの実行中は、IDE で以下の作業を行えません。
- コンパイル中のプロジェクトを閉じること
- アクティブ プロジェクトの変更
- パッケージのインストール(パッケージをインストールしようとすると、バックグラウンド コンパイル スレッドを停止するように IDE から促される場合があります)
- 別のアプリケーションの実行またはデバッグ
- プロセスのロードまたはプロセスへのアタッチ
- リファクタリング
- 別のコンパイルの開始
- フォームの設計
- コーディング支援機能やエラー インサイトの使用
- [構造]ペインを使用してソース ファイルを調べること
- プロジェクト グループへのプロジェクトの追加
- ビルド構成の変更
- プロジェクト オプション設定の変更
- ファイルの追加または削除によるプロジェクトの変更