パッケージ固有のコンパイラ指令

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ソース コード中で使用できるパッケージ固有のコンパイラ指令の一覧を以下の表に示します。

パッケージ固有のコンパイラ指令:

C++ 指令 用途
#pragma package(smart_init)

パッケージ ユニットが、依存関係によって決まる順序で初期化されるようになります (デフォルトでパッケージ ソース ファイルに含められます)。

#pragma package(smart_init, weak)

ユニットを "弱く" パッケージ化します。「この指令をユニット ソース ファイルに追加する」を参照。

Delphi 指令 用途
{$IMPLICITBUILD OFF}

パッケージが後で暗黙に再コンパイルされないようにします。 低レベルの機能を提供するパッケージや、ビルド間でほとんど変更されないパッケージ、ソース コードが配布されないパッケージをコンパイルする場合に、.dpk ファイルでこの指令を指定します。

{$G} or {$IMPORTEDDATA OFF}

インポートされたデータの参照が作成されないようにします。この指令を使用すると、メモリアクセス効率は向上しますが、ユニットでは他のパッケージ内の変数を参照できなくなります。

{$WEAKPACKAGEUNIT ON}

ユニットを "弱く" パッケージ化します。詳細は、「WEAKPACKAGEUNIT(弱いパッケージ)」を参照。

{$DENYPACKAGEUNIT ON}

ユニットがパッケージに格納されないようにします。

{$DESIGNONLY ON}

パッケージを IDE へのインストール用にコンパイルします (.dpk ファイルに格納します)。

{$RUNONLY ON}

パッケージを実行時専用としてコンパイルします (.dpk ファイルに格納します)。

メモ:

  • ソース コードに {$DENYPACKAGEUNIT ON} を挿入すると、ユニット ファイルはパッケージ化されなくなります。
  • {$G-} または {$IMPORTEDDATA OFF} を挿入すると、パッケージが同じアプリケーションで他のパッケージと一緒に使用されるのを防ぐことができます。
  • {$DESIGNONLY ON} 指令を付けてコンパイルしたパッケージは、アプリケーション内で通常どおりに使用しないでください。IDE で必要な余分なコードが含まれているためです。
  • パッケージ ソース コードには、適宜、他のコンパイラ指令も含めることができます。ここで説明していないコンパイラ指令については、「コンパイラ指令」を参照してください。

すべてのライブラリで使用可能なその他の指令については、「パッケージと DLL の作成」を参照してください。

関連項目