フォームの使い方
アプリケーション ユーザー インターフェイスの開発:インデックス への移動
IDE からフォームを作成すると,Delphi は自動的にアプリケーションのメインエントリポイントにコードを生成して,メモリ上にフォームを作成します。通常,これは望ましい動作であり,これを変更する必要はありません。つまり,メインウィンドウがプログラムの持続期間を通じて固定されており,メインウィンドウ用のフォームを作成するときにデフォルトの動作を変更する必要はないでしょう。
しかし,プログラム実行中にアプリケーションのすべてのフォームがメモリ中にあっては困る場合があります。つまり,アプリケーションのすべてのダイアログが同時にメモリ中に存在しないようにするには,ダイアログを表示させたいときだけ動的にダイアログを作成します。
フォームは,モード付きまたはモードなしにできます。モード付きフォームは,ユーザーが別のフォームに切り替える前になんらかの対話をしなければならないフォームです(たとえば,ダイアログボックスがユーザーの入力を要求する)。モードなしフォームは,別のウィンドウの下になって隠されるか,またはユーザーが閉じるか最小化するまで表示されているウィンドウです。