プロパティの個別登録

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プロパティを 1 つずつ登録してプロパティ カテゴリと関連付けるには、グローバル ルーチン RegisterPropertyInCategory を使用します。RegisterPropertyInCategory には 4 つのオーバーロード ルーチンがあり、それぞれ異なる基準でカスタム コンポーネントのプロパティを識別してプロパティ カテゴリに関連付けます。

第 1 のオーバーロード ルーチンでは、プロパティをプロパティ名で識別できます。次の例では、プロパティをプロパティ名 "AutoSize" で識別し、コンポーネントの視覚表示に関連するプロパティとして登録しています。

RegisterPropertyInCategory('Visual', 'AutoSize');
RegisterPropertyInCategory("Visual", "AutoSize");

第 2 のオーバーロード ルーチンは第 1 のものとよく似ていますが、カテゴリを、特定の型のコンポーネントに現れる特定の名前のプロパティにのみ限定する点が異なります。次の例では、カスタム クラス TMyButton のコンポーネントの "HelpContext" というプロパティを 'Help and Hints' カテゴリに登録しています。

RegisterPropertyInCategory('Help and Hints', TMyButton, 'HelpContext');
RegisterPropertyInCategory("Help and Hints", __classid(TMyButton), "HelpContext");

第 3 のオーバーロード ルーチンでは、プロパティの名前ではなく型を使ってプロパティを識別します。次の例では、プロパティの型 Integer に基づいてプロパティを登録しています。

RegisterPropertyInCategory('Visual', TypeInfo(Integer));
RegisterPropertyInCategory("Visual", typeid(TArrangement));

第 4 のオーバーロード ルーチンでは、プロパティの型と名前の両方を使用してプロパティを識別します。次の例では、プロパティの型 TBitmap とプロパティ名 "Pattern" の組み合わせに基づいてプロパティを登録しています。

RegisterPropertyInCategory('Visual', TypeInfo(TBitmap), 'Pattern');
RegisterPropertyInCategory("Visual", typeid(TBitmap), "Pattern");

使用可能なプロパティ カテゴリの一覧と用途の概要については、「プロパティ カテゴリの指定」を参照してください。