ホワイトスペース

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ホワイトスペースとは、スペース(空白)、水平タブ/垂直タブ、改行文字、およびコメントを指す総称です。ホワイトスペースはトークンの始まりと終わりを示す働きをしますが、その機能を果たさない余分なホワイトスペースは破棄されます。たとえば、次の 2 つのシーケンス

int i; float f;

int i;
   float f;

は、字句として同値なのでまったく同じように解析され、次の 6 つのトークンになります。

  • int
  • i
  • ;
  • float
  • f
  • ;

ホワイトスペースを表す ASCII 文字をリテラル文字列内で使用することができます。その場合、それらの文字は通常の解析処理の対象とはならず、文字列の一部として残されます。たとえば次の

char name[] = "Embarcadero Technologies";

を解析すると 7 つのトークンになりますが、その 1 つが "Embarcadero Technologies" というリテラル文字列トークンです。

\ による行の継続

特殊なケースとして、最後に見つかった改行文字の前にバックスラッシュ(\)がある場合があります。この場合、バックスラッシュと改行はどちらも破棄され、2 つの物理テキスト行が 1 つの単位として扱われます。

"Embarcadero\
Technologies"

は "Embarcadero Technologies" と解析されます(詳細は「文字列定数」を参照)。

関連項目